日本航空機開発協会が発表した25年8月の民間航空機の受注・納入統計を受けて、受注及び納入における新旧民間航空機の状況について調べてみた。なお、新型航空機とは、ボーイングではB787、B737max、B777x、B777-8F(B777XF)*。エアバスではA350、A320neoシリーズ(A319neo、A320neo、A321neo)を示し、それ以外を旧型とした。
*B777-8F(フレデター):ボーイングは、B777xをベースとする貨物機の開発を正式に発表。同機はカーボンファイバー複合材の翼や燃費の良い新エンジンなどを導入予定で、運航コストが25%削減。また、747-400フレイターとほぼ同等の最大積載量118トン。ローンチカスタマーはカタール航空で、最大50機を導入予定。
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⇒「民間航空機受注納入統計(25年8月)」
まず、ボーイングとエアバスの受注機数の動向は図表1・2の通り。月別の受注機数を新旧に分けて新型比率を算出したのが図表3となる。2024年は大きな航空機ショーが少ない裏年だったが、2025年は大規模な航空ショーが開催される表年。
図表1、ボーイングの新旧受注機数推移(機)

出所:日本航空機開発協会よりIRU作成
図表2、エアバスの新旧受注機数推移(機)
出所:日本航空機開発協会よりIRU作成
図表3、社別受注における新型比率(%)
出所:日本航空機開発協会よりIRU作成
各社の納入機数は図表4・5の通り。月別の納入機数を新旧に分けて新型比率を算出したのが図表6となる。新型比率はともに高水準にある。
表4、ボーイングの新旧納入機数推移(機)
出所:日本航空機開発協会よりIRU作成
図表5、エアバスの新旧納入機数推移(機)

出所:日本航空機開発協会よりIRU作成
図表6、社別納入における新型比率(%)
出所:日本航空機開発協会よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)