オーストラリア資源のビクトリー・メタルズ(Victory metals)は10月1日、上場するオーストラリア証券取引所(ASX)で「住友商事との間でレアアースの供給契約を結んだ」と発表した。2027年からの最初の5年間に、最大でビクトリーの年産量の3割に当たる1000トンの混合希土類炭酸塩を日本向けに供給する。
■ジスプロシウム・テルビウムを最大50トン
プレスリリース: 03001745.pdf
住友側の発表はまだ。発表によると、ビクトリーが供給するレアアースには最大50トンのジスプロシウム・テルビウムを含む。両社は2024年12月にこの件について覚書を交わし、覚書の期限が10月末に迫っていた。
両社はまた、ビクトリーの重希土類事業への協力についても覚書を交わした。この覚書の期限は2028年12月。
■日本、豪州産レアアースの確保急ぐ
ビクトリー・メタルズは西オーストラリア(WA)州などでレアアース採掘を手掛ける。酸化ジスプロシウムやテルビウムで高品質な製品を生産可能として、中東や米国から資金面などでの支援を受ける。
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一方、日本は中国がレアアースの輸出規制を続ける中、豪州からのレアアース獲得に力を入れる。2023年春には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と双日が、豪ライナス・レアアースのへの出資と中重希土類の供給契約を交わした。
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(IR Universe Kure)