10月6日(現地時間)、海外メディアによるとボーイングは今月内にB737maxを現状の月産38機から42機に引き上げる可能性があると報じた。
関連記事
→「チタン:スポンジチタンメーカーの輸出好調で、株価も堅調というけれど・・・」
IRUでは、ボーイングの受注残機数の75.0%(8月末)を占め、1機当たりのチタン使用量も多いB737maxの生産動向に注目している。同報道によるとB737maxを現状の月産38機を10月にも42機へ引き上げ、26年4月に更に引き上げ、同年後半にはもう一段引き上げ53機にする準備をしているとのこと。なお、月産53機は事故前にB737maxを生産していた過去最高機数。
ただ、これまで説明してきたように生産量は、現状ボーイングが決められない。事故後は、米連邦航空局(FAA)の許可が必要なため、引き続き、FAAの動向に注目するが、いうまでもなく、B737maxの生産能力増強は、チタン需要に増加につながり、わが国のスポンジチタンメーカー2社にとってはプラス要因になる。同時に、年間契約されるスポンジチタン価格の動向にも影響が出てくる。過去には、航空機需要が旺盛な時、年間販売数量を上回ったことで、追加注文として、同価格が大幅に上昇したことがあるため、FAAの動向(認可)が重要となる。
(IRuniverse 井上 康)