10月17日(現地時間)、米連邦航空局(FAA)は、ボ―イングの主力機であるB737maxの生産制限を一部解除した。
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海外報道の通り、B737maxの増産が予定通り月当たりに生産できる上限が38機から42機となったため、サプライズはない。ただ、わか国からの米国(ボーイングの工場がある英国も含む)向けスポンジチタン輸出量が更に膨らむことになるため、国内スポンジチタンメーカーにとってはグッドニュースだ。今後は、完全な制限解除がいつなのか、注目される。
また、スポンジチタン供給能力の観点から、スポンジチタン需要の拡大は、一層のタイト感が出てくることから同契約価格の上昇が期待できる。過去には年間契約の数量を上回ったため、追加分がスポット契約となったため、契約価格が一段と上昇したことがある。
※スポンジチタン輸出(航空機向け)は、航空機の製造期間が2年弱程度と長いため、航空機メーカーが原料価格の変動を抑えるため、数量と価格が1月から12月までの年間契約となっている。
<参考>
図表1、スポンジチタン輸出量と伸び率の推移(トン、%)

注意:横浜、神戸、門司税関から米国向けと英国向けの合計
出所:貿易統計よりIRU作成
図表2、B737maxの受注納入機数の推移(機)

出所:日本航空機開発協会よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)