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加アルモンティ、米タングステン鉱山を買収 米国向け供給に尽力へ、国防省とも協議

2025/10/28 13:13
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加アルモンティ、米タングステン鉱山を買収 米国向け供給に尽力へ、国防省とも協議

 米ブルームバーグ通信は10月27日、「タングステン生産のカナダのアルモンティ・インダストリーズ(Almonty Industries)が、米北西部モンタナ州のタングステン鉱山を買収することに合意した」と伝えた。米国のタングステンサプライチェーン(供給網)確立に尽力する姿勢を強めている。

■早ければ26年後半にも採掘開始

 報道によると、買収対象になるのは米モンタナ州のゲントゥング・ブラウンズ・レイク・プロジェクト。この鉱山は、以前は米化学系複合企業のユニオン・カーバイド(Union Carbide Corporation、UCC)が所有していたが、アルモンティがユニオンから買収するのかは不確かという。

 ブルームバーグは、鉱山は水利権とパイプがすでに整備されており、採掘認可などが下りた場合、早ければ2026年後半にも採掘を開始する可能性があると伝えた。

 

■米国防総署に供給か

 アルモンティは2025年夏に、カナダから米国に株式上場先を鞍替えしたばかりで、米国寄りの姿勢を強めていた。タングステン事業では、ポルトガルに鉱山を保有するほか、韓国の休眠鉱山である上東鉱山の開発・運営権を持つ。上東鉱山は大規模な鉱山で、米政府がかねて関心を示していることで知られる。

 

関連記事: 米、韓国のタングステン休眠鉱山を視察 24年中に再開か、中国依存の低減を視野

 

 ブルームバーグによると、アルモンティのルイス・ブラック最高経営責任者(CEO)は今回買収する米国の鉱山について、「上東鉱山とポルトガルの小型鉱山の生産を補完する規模」と話した。同氏は「米国防総省との間で、生産したタングステンの供給協議も行っている」とも明かしたという。

 

(IR Universe Kure)

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