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アジアを主なターゲットに珪砂生産を目指す豪VRX Silica社 複数の販売契約を獲得

2025/10/30 08:54
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アジアを主なターゲットに珪砂生産を目指す豪VRX Silica社 複数の販売契約を獲得

ここ1週間ほどの間に、豪VRX Silica Limitedより、WA州パースの北270kmに位置する同社100パーセント所有の主力プロジェクト、アロースミス・ノース珪砂プロジェクト(Arrowsmith North Silica Sand Project)に関して複数の最新情報が明らかにされた。まず23日には、同プロジェクトが韓国、台湾、フィリピンの顧客と計4件の拘束力のある販売契約を締結したことを発表。29日には、加工プラントの建設を目指し、同プロジェクト隣接区域の農場の購入に関して拘束力のある契約を締結したことが報告された。

 

今回報告された4件のアジアの販売先顧客は、企業名こそ明らかにされていないが、“確固たる実績と信頼性を有する、韓国の鋳造業界向け主要サプライヤー2社”、“台湾の、鋳造、ガラス製造、水フィルター媒体、サイズ調整済み乾燥砂の主要サプライヤー”、“フィリピンのガラスメーカー向けサプライヤー”の計4社であると述べられている。また、今回締結された販売契約量は、総計年間41万トン以上とのこと。これはアロースミス・ノースの稼働開始時生産能力100万トンの約半分に相当するもので、加えて、さらなる拘束力ある販売契約も複数の新規顧客との間で締結間近であることが明かされた。

 

なお、同プロジェクトの資源量は、JORC準拠の確定鉱床および推定鉱床として2億2100万トン(SiO2含有率99.5%)(2024年3月発表)。開発タイムテーブルとしては、最終投資決定および処理プラントと関連インフラの建設開始が2026年前半に予定されており、初生産は2026年末を目指しているという。数十年規模の操業期間を見込んでおり、生産能力100万トンで稼働開始後、ゆくゆくは年間200万トン超の珪砂生産を目指す。まだ開発段階にあるプロジェクトだが、すでに環境・工事・採掘計画承認は取得しており、建設や採掘準備を進めることが可能となっている。

 

続いて29日の声明では、加工プラントを建設するため、隣接区域のArramall農場用地買収に関して拘束力のある契約を締結したことが発表された。2つの区画にまたがって構成されている約2,091ヘクタールでの土地で、アロースミス・ノースに隣接しているというだけでなく、インフラや輸送関連、建設をはじめとするコスト削減、さらに環境負荷などの観点から考えても、非常に優れた、適した立地であると述べられている。

 

関連記事:豪VRXシリカ社のアロースミス・ノース珪砂プロジェクト 各種許可取得で2026年下半期初生産を目指す(2025/09/09)

 

(IRUNIVERSE A.C.)

 

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