日本製鉄と住友商事は6日、Shell plc(シェル社)と油井管供給に関する10年間の長期契約の更改に合意し、10月14日にオランダ・ヘーグにおいて調印式を実施したと発表した。
日本製鉄と住友商事は、過去50年以上にわたり、世界20カ国以上のシェル社のオペレーションカンパニーに対し、石油・天然ガス掘削に使用されるシームレス油井管を納入してきた。今回の契約更改は、日本製鉄による高品質・高性能な油井管の安定供給、住友商事によるサプライチェーンマネジメントなど、両社が提供するトータルソリューションが改めて高く評価された結果だという。

契約更改では、3社の確固たる信頼関係と協力体制を基盤に、シェル社によるグローバルなエネルギー供給の安定化に引き続き貢献していくことを確認した。今後の契約期間でも、従来の供給体制をさらに進化させ、シェル社の各地域アセットにおける多様なニーズに応えるべく、製品ラインアップの拡充、サプライチェーンの最適化、デジタル技術の活用によるトレーサビリティ強化など、包括的なサービス提供を目指す。
(IRuniverse K.Kuribara)