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フジクラ:決算説明会を開催(トピックス)

2025/11/08 13:36
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フジクラ:決算説明会を開催(トピックス)

 フジクラは11月7日に開催した決算説明会に続き「トピックス」について説明を行った。説明に使われた資料はこちら。説明は岡田CEOが行った。なお、業績とトピックスの説明を行ったので、終了時間を20分もオーバーした。

 

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<決算ハイライト>

〇決算ハイライト(資料2ページ)

 エレクトロニクス事業、自動車事業は多少減収減益だが、やはり情報通信事業が好調で、エレクトリスク、自動車のビハインドをカバーして、なおかつ大幅に上方修正となった。

 そのやはり背景は、米国のハイパースケーラーによる生成AI、データセンタへの投資が非常に活況であること。また、データセンタの伸びが著しいので、これと比べると多少存在感が、薄れるが、通信キャリア向けのビジネスも順調に伸びてきている状況。

 通期の見通しに関して、やはりデータセンタ、通信キャリア向けのビジネスが好調に推移する見込み。

 これまでも多少説明してきたが、当初の25年度計画では、作成時に、ディープシークショックとか、マイクロソフトの投資抑制みたいなニュースがあり、それに基づいて多少保守的に見通しを立てた。

 ただ、上期の状況を見ると、このデータセンタ需要が引き続き堅調、さらに需要は増しているという実感があり、そういったことをベースに、下期を大幅に、当初計画より上方修正した。その結果として、この通期見通しを出した。

 ただ、ここにも書いているとおり、一方、旺盛な需要に対し、ユーザーの需要にすべて応えきれていない。短期的にどうやって能力増強するか、これが喫緊の課題。結果として、通期の見通しは、フジクラの歴史始まって以来初めて売上は1兆円を超え、当期利益も1000億超える。

 

〇事業環境(同3ページ)

 情報インフラのところですが、北米テレコム、青い晴れマークから赤い晴れマークになっている。

 これは、データセンタのみならず、先ほどのテレコム市場もだいぶ良化してきている。こちらに書いているように、生成AIの普及拡大、データセンタ同士をつなぐいわゆるDCI(Data Center Interconnect)、ここの需要が増加してきている。また、米国のBEADプログラム、これがなかなか不透明ということで、若干またさらに遅延するというようなことも見込んではいる。ただ、これも動きがでてきているので、今後には期待できるだろうと思っているす。

 次に、欧州だが、我々イギリスが重要な市場だが、ここは政府の補助金が出てネットワークインフラへの投資が回復してきている。今後、欧州大陸側にも需要回復を期待する。

 続いて、米国の電力。これは米国の電力市場に収めている特殊な光ケーブル、OPGWとか、ADSSといったもの。こちらに関しては、米国で送電網の老朽化対策ということで張り替え需要が引き続きある。それとともに、我々にもそういった特殊光ケーブルの仕事が来ていて、これは引き続き堅調に推移している。

 では、資料の右側。情報ストレージ、まさにデータセンタ。晴れマークがさらに大きく過激になっているが、この意味するところは、やはり生成AI、データセンタの投資が非常に活況で、さらに加速している感があるということ。我々のへの引き合いもまたさらに増えているという状況から、この傾向は引き続き続くだろうと思っている。

 情報端末、こちらは全般的にあまりよくない感じ。スマホとかタブレットなどは、もうすでに市場が飽和している中で、競争激化ということで曇りマーク、ウェラブル、ドローンみたいな新たな情報端末は色々出てきているが、まだまだ市場規模は小さい。自動車はEV等の確定なところが色々取りさせさせされているが、まだ綺麗なものになっていない。ただ、次世代車CASEに関連する技術、あるいは市場、そういったところには我々も何らか貢献できないかということでは期待はしている。

 

 資料の5ページにある業績推移は参照。

 

〇主要指標(同5ページ)

 2025年中期経営計画に掲げた主要な指標。既に中期計画を達成したが、一応この3年間の総括を3つ並べた。

 営業利益、急激に伸びている、また、営業利益率も非常に向上している。結果として、ROE、ROICもそれぞれ28.9%パーセント、22.3%と、計画値を超える非常に好調な数値が残せた。

 また、自己消費率50%を目安に戻そうということであるが、この25年度、今回の目標というか見通しが達成すると、この自己資本比率は57.1%で増える。

 こちらに関しては、この資金を将来への投資、あるいは株主還元に使っていきたい。

 

〇株主還元(同6ページ)

 配当性向を引き上げるということと、業績が非常に良いことから中間、期末合わせて24年度100円/株だったものを190円/株予想とした。

 

 

<トピックス>・・・特に情報通信委ついて。

〇DC向けビジネス・インフラ向けビジネスの成長(同8ページ)

 いわゆるデータセンタのビジネスとインフラのビジネス、どのくらいですかと質問をよく受けるので、推移をまとめたもの。左側が上期の売上高並べたもので、右側が通期の売上高ということで並べたもの。

 23年度、24年度、25年度が並べてあるが、薄い青がデータセンタ、濃い青がインフラ。一目瞭然、データセンタが急激に伸びている。25年においてはインフラビジネスをデータセンタの施設が大幅に超える。

 ただ、インフラの方も、データセンタと比べると薄れて見えるが、それぞれ年率10%ぐらい伸びているので、ここも我々、データセンタだけに集中することなく、将来に向けて、各国のインフラビジネスに取り組む方針で、その成果も着実に出ている。

 

〇SWR/WTCの売上推移(同9ページ)

 我々の戦略商品であるSWR/WTCの売上推移。折れ線グラフがコア長。これがファイバーのボリューム。棒グラフが売上だが、色分けで米国、欧州、日本って書いてあるが、もうこれ見て分かる通り、米国での伸びが極めて著しい。これが米国のデータセンタ市場によるもの。

 25年度、佐倉工場が稼働し始めたとか、ペルールの増産が稼働し始めたというところから、24年度に対して25年度はかなり増えている、1.8倍という25年度通期での予測。

 

米国商務省との枠組み合意書に署名(同10ページ)

 大きなトピックスとして米国商務省との枠組み合意書に署名した。これは、米国と日本が締結した戦略的投資に関する覚書きに基づき、25年10月28日に同社は米国商務省との間で枠組み合意書にサインした。その内容は、戦略的投資の中で、米国政府が掲げているものの中で、AIインフラの強化という分野がある。この分野において米国商務省は、同社を光ファイバーケーブルの供給者として選定したということ。光ケールということだが、我々の光ケールというと、SWR/WTCのこと。

 このデータセンタ向けが高く評価されて選定されたと認識している。ホワイトハウスによるファクトシートでは、このAIインフラ強化の分野における光ファイバーケーブルの想定需要が200億ドル、日本円で、約3兆円くらいのいわゆる市場規模はあるということ。同社ではこれまでもデータセンタには、すごく注力をしてきたが、この枠組みの中で、我々のSWR/WTCの事業がさらに拡大できる機会と捉えており、供給体制を強化するべく追加的な設備投資の検討を開始した。

 これまでも説明してきているように、今、ユーザーの需要には全く応えられていない状況。そういった中で、佐倉への450億円の投資をすでに決断し、新たな工場建設を進めているが、それでも足りないという実感なので、追加的な設備投資の検討を今スタートした。

 

〇CEOコミットメント(同11ページ)

 同社の技術は、AIのさらなる普及拡大と高度な情報化社会の実現を支える上で重要な役割を担っている。同社のDNAである“技術のフジクラ”と“進取の精神”で、今後も社会からの高い期待に応えていく。

 また、先ほどの枠組みの説明もしたように、昨今、同社の技術力が高く評価されている。また、結果として企業価値も大きく向上している。

 我々、まだまだ色々なチャンスがあると思っているので、さらなる高みを目指し、新たな挑戦に果敢に取り組んでいく。

 そういった姿勢、今、次期中期経営計画の策定に今取り組んでいるところ。将来に向けた事業の方向性、あと、具体的な数値、規模、そういったものに関しては26年5月頃に公表予定なので、今しばらくお待ちください。

 

 

(IRuniverse 井上 康 )

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