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ICM上海ツアー:DAY1 上海のELVリサイクル工場(上海鑫金橋環保)を訪問

2025/11/11 16:42
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ICM上海ツアー:DAY1 上海のELVリサイクル工場(上海鑫金橋環保)を訪問

Iruniverse取材チームは11月10日、ICM AG主催による工場見学ツアーに参加。そのひとつが中国で比較的早期に廃車(ELV)のリサイクル事業をはじめた上海鑫金橋環保有限公司(Shanghai Xin Jinqiao Environmental Protection Co., Ltd.)である。

このICM AG主催のカンファレンスは10日と13日のプラントツアーを含めて4日間、行われる。

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バスに乗り込む人々

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(上海中心部からバスで1時間半ほどの行程)

 

 

(20名ほどの参加者で工場を回る)

 

上海鑫金橋環保有限公司は、上海金橋集団有限公司の出資により設立された企業であり、上海市最大の電子廃棄物総合処理工場および浦東新区の固体廃棄物処理センターを運営している。

同社は、産業・電子廃棄物の収集から処理・リサイクルまで一貫対応する環境保護企業で、HSE(健康・安全・環境)基準に基づき、知的財産保護と効率的運用を両立させている。理念は「減量化・無害化・再利用」の実現であり、上海を拠点に全国へ事業を拡大中である。
 

2022年には、国際的に先進的な設備を導入し、ELV(使用済自動車)インテリジェント解体プロジェクトを始動。情報化リサイクル、高付加価値解体、クラウド監視を統合し、年間3万台(約6万トン)を処理できる能力を持つ。処理単価は1トンあたり約1000元(約200〜300ドル)とされる。


 

中国国内では、同様の自動車解体工場が5年間で600から約2000拠点に増加しており、競争が激化している。同社も5年前に参入し、3年前からELV解体を本格化。2025年には4万トン処理規模を見込むが、稼働率にはまだ余裕があり、車両供給の安定化が課題である。

 

排気管理規制の緩和によりエアバッグ取り外し工程を省略可能となり、放電・絶縁システムも備える。同社は上海で初めてEVを解体した企業でもあり、現在は一般ガソリン車250台に対しEVが10台と、現時点ではまだガソリン車のELVが主流。EVのELVは2028年以降に急増すると予想されている。

EVリサイクルの実証とインフラ整備が加速する一方、処理能力の活用は市場需要と政府インセンティブに左右されるのが現状である。

 

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工場にはEVのELVもあったが、バッテリーは別のヤードに保管しているとのことだった。

一見すると、非常にシステマティックな工場には見えたが、フロンガスの処理装置、油抜きの装置もあったが、同行していたベテランのELVリサイクラーによると「あまり使われた形跡がないので、実際はそれほど丁寧な解体は行われていないのではないか」と疑問を呈していた。

 

中国では新古車として中東に輸出されるケースが非常に多いと聞くが、中古車も同様ではないかと思われた。ELVとしての流通量はあまり多くないような気がした。バッテリーも今は禁止されているようだが東南アジアへの輸出が多い。リサイクルとしての物量はELVもバッテリーも不足気味と感じた。

なお、訪問した工場では使用済みの電動バイクを多くみたが、これらのスクラップダウンとなったバイクでは鉛バッテリーが中心。今後はリチウムイオンバッテリーの搭載の電動バイクのスクラップダウンが増えてくる見込み。

並んだバイク

AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。(電動バイクの処理も多く行なっている)

 

(IRUNIVERSE R&T)


 

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