Loading...

週刊バッテリートピックス「住友商事が英蓄電池参画」「トヨタが次世代EV開発中止」など

2026/05/31 19:16
文字サイズ
週刊バッテリートピックス「住友商事が英蓄電池参画」「トヨタが次世代EV開発中止」など

 2026年5月25日~5月31日のバッテリー業界では、住友商事の英蓄電池参画が大きなニュースだった。蓄電池はIEAの統計でも大幅増加が確認され、電池業界の花形になりつつある。一方、車載電池はトヨタが電気自動車(EV)開発を中止するなどさえない。気候の良い時期で、国内外でイベントも相次ぐ。

<国内>

●「人とくるまのテクノロジー展 2026」、名古屋で6月開催 横浜は5月末に終了

 

 

 「人とくるまのテクノロジー展 2026 NAGOYA」が6月17-19日、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場、名古屋市)で開催される。

 

ホームページ:人とくるまのテクノロジー展 2026 NAGOYA

 

 関東地区では、5月27-29日にパシフィコ横浜(横浜市)で開催された。

 

●トヨタ、次世代EVの開発中止 共同

 トヨタ自動車が、2027年半ばに発売を予定していた次世代EVの開発を中止することが5月29日に分かった。共同通信が同日伝えた。

 次世代EV向けの全固体電池や、アルミ部品を一体成形する「ギガキャスト」など先端技術の開発は継続する。

 

●日本精化、シリコンタンデム太陽電池向けの新材料開発

 

 

 化学品大手の日本精化(本社:大阪市中央区)は5月28日、自社ホームページ上で、「逆構造型のペロブスカイト太陽電池の正孔輸送材料を新たに開発した」と発表した。シリコンタンデム太陽電池などに用いられる。

 

プレスリリース:ペロブスカイト太陽電池正孔輸送材料 | ファインケミカル分野 | 製品・事業案内 | Nippon Fine Chemical 日本精化株式会社

 

●住友商事、英国で蓄電池事業に参画

 住友商事は5月27日、台湾企業との合弁会社を通じ、英国で複数の新規大型蓄電池プロジェクトに出資参画したと発表した。

 

関連記事:住友商事、欧州最大級の蓄電事業者Gresham Houseと新規大型蓄電池プロジェクトを共同開発

 

●JFEエンジニアリングなど、カルコパイライト太陽電池使用の再エネ電力供給を開始

 JFEエンジニアリング(本社:東京・千代田)と、同社が出資する新電力会社であるアーバンエナジー(本社:神奈川県横浜市)、東京センチュリー(本社:東京・千代田)の3社は5月27日、それぞれの自社ホームページ上で、「カルコパイライト太陽電池を活用した自治体向け太陽光PPAサービス(再エネ電力供給)を新潟県妙高市で開始した」と発表した。カルコパイライト太陽電池を活用した自治体向けPPA事業は国内初。

 

カルコパイライト太陽電池の設置の様子

(出所:JFE発表資料)

 

プレスリリース: 国内初、カルコパイライト太陽電池を活用した 太陽光PPAサービス(再エネ電力供給)を開始 ~次世代フィルム型太陽電池の採用で、積雪地域の再エネ普及に貢献~ | JFEエンジニアリング株式会社

 

●TOPPAN、東京消防庁とリチウムイオン電池対応の消化器具を開発へ

 TOPPANホールディングス(本社:東京・文京)は5月27日、自社ホームページ上で、「東京消防庁とリチウムイオン電池対応型消火器具の共同開発を開始する」と発表した。共同開発期間は2026年5月から2年間。「三位一体型簡易消火器具の研究開発」のテーマで消防庁から採択された。

 

共同開発を計画する「三位一体型簡易消火器具」

(出所:TOPPANホールディングス発表資料)

プレスリリース: TOPPANホールディングス、東京消防庁とリチウムイオン電池対応型消火器具の共同開発を開始 | TOPPANホールディングス株式会社

 

●東急不動産、カルコパイライト太陽電池を建物壁面に 国内初

 

 

 東急不動産(本社:東京・渋谷)は5月26日、自社ホームページ上で、「PXP(本社:神奈川県相模原市)製のカルコパイライト太陽電池を建物壁面に設置する国内初の実証実験に取り組む」と発表した。

 レタスなどを栽培する人工光型植物工場「テクノファームけいはんな」(京都府木津川市)で実験する。、壁面も再エネ発電設備の設置対象とすることで、オンサイトでの再エネ導入の拡大、脱炭素化の加速、工場運営の安定化(電力コスト平準化・BCP強化)を図る。

 

プレスリリース: 国内初 建物壁面への「カルコパイライト太陽電池」設置~1日約30,000株のレタスを生産する植物工場が「次世代グリーン技術実証拠点」に進化~|ニュースリリース|東急不動産

 

<海外>

●「The Battery Show Europe2026」がドイツで開催へ 6月9-11日

 電池関連で欧州最大の見本市となる「The Battery Show Europe2026」が6月9日-11日、ドイツ・シュトゥットガルトで開催される。「EV・ハイブリッド車技術展およびエネルギー貯蔵サミット・ドイツ」と同時開催。

ホームページ:The Battery Show Europe

 

●25年の世界の蓄電池、前年比4割増 IEA

 国際エネルギー機関(IEA)は5月29日、ホームページ上で、蓄電池に関する最新レポートを発表した。これによると、2025年の世界の蓄電池の総容量は108ギガワット(GW)に達し、2024年から約40%増加した。

 

世界の蓄電池総容量の推移

(出所:IEAレポート)

 

プレスリリース: Battery storage is scaling up and taking on a larger system role – Analysis - IEA

 

●独ボッシュと三菱商事の合弁会社、中国でサービス開始

 

 

 ドイツ自動車部品のボッシュは5月26日、自社ホームページ上で、「三菱商事と2025年夏に設立した合弁会社『ボッシュ MC バッテリー サービス イノベーションズ GmbH』が、中国で商用EV向けエネルギーサービス事業の初案件を始めた」と発表した。

 中国・安徽省池州に大型商用EV向けのエネルギーサービス拠点を設置する。

 

プレスリリース:Bosch and Mitsubishi Corporation: Joint Venture Launches First Customer Project in China - Bosch Media Service

Kure

関連カテゴリ

関連記事

新着記事

ランキング