11月13日15時半、SECカーボンは26/3期2Qの決算を発表し業績見通しを修正した。同社は決算説明会を開催していないが、資料を作成している。その資料はこちら。
<26/3期上期>
〇上期実績
炭素製品全般において販売が減少した。特にアルミニウム製錬用カソードブロックにおいては、取引先の在庫調整等の影響で、販売数量は大幅に減少した。その結果、売上高は102億円となり、前年同期に比べて37.1%の減収となった。損益面に関しても、販売数量減少の影響が大きく減益となった。
その結果、営業利益は15.8億円(同65.5%減)、経常利益は22.8億円(同52.6%減)、当期利益は16.3億円(同54.1%減)となった。
同社は単独セグメントだが、売上高のみ開示している。
●アルミカソード
アルミニウム製錬会社における更新需要の鈍化およびカソードブロックの在庫調整の影響により、販売数量が減少した。
●人造黒鉛電極
国内外において粗鋼生産が低調に推移しており、販売数量は減少した。
●特殊炭素製品(同業他社で言うところのファインカーボンのこと)
熱処理炉向けおよび非鉄金属関連向け等の需要減により販売数量が減少した。
●ファインパウダー他
モーターブラシ向け等での需要減によりファインパウダーの販売数量が減少した。
<26/3期業績見通し>
上期は、人造黒鉛電極の販売が、国内外の粗鋼生産が低調に推移した影響により売上高は前回発表予想を下回る実績となった。しかしながら、為替レートが当初の想定に比べ円安に推移していることにより輸出の収益性が改善した結果、各段階利益が前回発表予想を上回る実績となった。
通期業績予想に関し、アルミニウム製錬用カソードブロックの下期販売は上期に比較して一定の回復を見込むものの、長引く在庫調整の影響でその回復が想定より時間を要している。また、人造黒鉛電極の販売についても低調な粗鋼生産の影響を引き続き受ける見込みであり、売上高は前回発表予想を下回る見通し。一方、為替レートは当初の想定より円安に推移を見込み、営業利益以下、各段階利益は前回発表予想と同程度の水準を見込む。なお、為替レートは1ドルにつき 146.05 円(下期は1ドルにつき 145.00 円を想定)。
図表1、26/3期の上期実績と通期見通し(百万円、(円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表2、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)