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TRE HD:26/3期2Q決算を発表、業績見通しを据え置く

2025/11/15 00:41
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TRE HD:26/3期2Q決算を発表、業績見通しを据え置く

 11月14日15時半、TREホールディングスは26/3期2Qの決算を発表し業績見通しを据え置いた。決算説明後に再度報告する予定。

 

<26/3期2Q>

〇環境

 同社グループと関連の高い建設業界については、建設需要は引き続き旺盛ながらも採算性や工期を見極めて慎重に受注活動を進めていることから、建設工事受注高はやや低調に推移。新設住宅着工戸数は、建設コスト上昇の影響を受けて減少傾向が続いている。また、期初41,000円/トン(東京製鐵宇都宮工場特級価格)であった鉄スクラップ価格は、輸出が堅調に推移した一方で国内需要が低迷し、需給が拮抗する中で緩やかな下落基調をたどり、25年9月末には39,500円/トンとなった。

 

〇実績

 売上高は621億円(前年同期比15.8%増)、営業利益は133.1億円(同93.1%増)、経常利益は130.6億円(同94.3%増)、当期利益85.4億円(同96.2%増)となった。

 

<セグメント>

〇廃棄物処理・再資源化事業

 タケエイの廃棄物処理・リサイクルにおいては、24年1月1日に発生した令和6年能登半島地震に伴う災害廃棄物の処理支援事業の寄与が大きく、増収増益となった。首都圏での廃棄物処理・リサイクルにおいては、資材価格高騰による建設着工件数の減少や作業員不足による工期延伸、競争環境の激化があるが、処分単価や収運単価の改定及び中間処理施設における廃棄物の徹底した分選別等によるコスト削減策に継続して取り組んでいる。

 廃石膏ボードの再資源化を行う3社のうち、グリーンアローズ関東は受入数量が回復し、増収増益となったが、ギプロは受入数量の増加に伴い増収となるも、原価上昇により減益、 グリーンアローズ東北は、搬入量が低調に推移し、減収減益となった。池田商店は、受入れに際し品質を重視したことから受入量が減少し、減収減益となった。ペットボトルリサイクルを行うタッグは、販売先拡大に伴い増収となったが、仕入原価が高騰したことから減益となった。管理型最終処分場を運営する北陸環境サービスは、25年8月に発生した豪雨で搬入路が大規模な土砂崩れにより通行止めとなり、大型車両が通行できない迂回路にて受入れしていることから受入量が減少し、減収減益となった。門前クリーンパークは、24年8月に開業し、本格化した公費解体に伴い増大した災害廃棄物を、今期間(前期は2ヵ月間)を通じて順調に受け入れており、25年8月の豪雨の影響は軽微に留まったことから、大幅な増収増益となった。

 この結果、売上高は301億円(同52.8%増)となり、セグメント利益は122.5億円(同120.6%増)となった。

 

〇資源リサイクル事業

 鉄・非鉄スクラップの仕入・加工・販売を行うスプレッド事業では、前年同期と比較して、建設解体屑の取扱量はわずかに増加したものの、工場発生屑や什器類などの複合素材品の取扱量は減少した。また、使用済自動車については、円安の影響による輸出台数の増加を背景に、全国的に発生台数が減少しており、同社の取扱量も減少した。廃棄物や廃家電などの中間処理及び再資源化を行う非スプレッド事業では、前年同期と比較して、廃家電の取扱量は同水準を維持するなど回復傾向が継続している一方、廃棄物の取扱量は減少した。せん断後ダスト選別ラインや樹脂選別ラインなど、各種選別ラインを活用した再資源化を進めるとともに、25年8月より稼働を開始した壬生事業所のシュレッダーダスト再資源化ラインの活用など、更なる再資源化を推進している。

 こうした状況のもと、当中間連結会計期間においては、鉄スクラップ相場や銅・アルミなどの非鉄相場が前年同期と比較して低水準で推移したことなどから、減収となった。また、利益面においても、前述した非鉄相場の推移に加え、廃棄物や複合素材品の取扱量減少による有価物売却益の減少、人材の確保・定着に向けた人件費の増加などにより、減益となった。

 この結果、売上高は209億円(同4.0%減)となり、セグメント利益は12.2億円(同27.3%減)となった。

 

〇再生可能エネルギー事業

 市原グリーン電力(株)は、第1四半期に実施した追加修繕に伴う稼働停止に加え、3Qに予定していた定期修繕を2Qに前倒して実施したことから、前年同期と比較して稼働日数が減少したことにより減収となり、修繕費の増加もあり営業損失を計上した。タケエイグリーンリサイクルは、能登地域における豪雨によって発生した流木の受入を24年12月から開始したことにより増収となり、25年3月期に計上した減損損失による減価償却費の減少により営業損失が縮小した。電力小売のタケエイでんきは、電力販売量が前年同期と比較して減少したことにより減収となったが、廃棄物処理の既存取引先への電力供給営業を強化するなどの取組みにより、需要家への販売量が拡大し、増益となった。また、25/3期に市原グリーン電力取得時ののれんを減損したことによりのれん償却が減少している。

 この結果、売上高は70億円(同3.4%増)となり、セグメント利益は1.7億円(前年同期は▲1.5億円)となった。

 

<26/3期業予想>

 おおむね予定通り推移しているとして通期見通しを据え置いた。

 

図表1、26/3期の上期実績と業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<参考>

図表2,四半期別業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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