おそらく、サウジアラビアでレアアースはノーマークだったのだが、脱中国の一貫として、日本政府はサウジアラビアと手を組むこととした。
また、アメリカのMPマテリアルはサウジアラビアでレアアースの精錬所を建設することを発表。
11月12日竹の日経新聞によるとサウジアラビアのハリド・ムダイファ産業・鉱物資源担当副大臣は日本経済新聞の取材にこたえ「世界は多くの鉱物資源が必要で、サウジがそれを提供する」と語った。サウジは経済多角化の一環として鉱物資源の開発を進めており、世界に向けてレアアース(希土類)などの鉱物の輸出拠点となる考えを示した。
また19日付のロイター通信では米レアアース(希土類)生産会社MPマテリアルズ(MP.N)米国防総省、サウジアラビア国営の鉱山会社サウジアラビア鉱業会社(マアデン)と協力して、サウジにレアアース精錬所を建設すると発表した。MPは米国内で唯一のレアアース鉱山を運営している。
精錬所はMPと米国防総省が合弁会社を通じて49%、マアデンが残りの51%をそれぞれ出資。サウジやその他の地域から算出したレアアースを精錬し、軽・重レアアース酸化物に加工する。こうした加工品は商業・軍事用途で異なる役割がある。
MPは米国内で電気自動車(EV)や戦闘機などに使われる磁石を製造するためのジスプロシウム、テルビウムの重レアアース2種類の供給確保に苦労してきた。
精錬されたレアアースは米国とサウジの製造業と防衛産業で使用され、同盟国にも販売される予定だという。
中国はレアアースと磁石の精錬を世界的に支配し貿易摩擦時に輸出を制限してきたため、米国は代替の供給源を模索している。一方、サウジの鉱業は、石油依存を脱却し経済の多様化を目指す「ビジョン2030」の重要な柱となっている。
(IRuniverse Y.Tanamachi)