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リバー、川島事業所とELV 川島事業所で竣工式―Car to Carの実現へ

2026/01/13 22:59 FREE
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リバー、川島事業所とELV 川島事業所で竣工式―Car to Carの実現へ

ELV 川島事業所の研究開発棟

 

TRE ホールディングスグループのリバーは13日、埼玉県の川島事業所の設備更新やELV川島事業所の研究開発棟新設が完了したことを踏まえ、10日に竣工式を執り行ったと発表した。施主挨拶では、松岡直人代表が関係各位への感謝の意を表すると共に、リバーとしてさらなる資源循環の推進に向け、今後の安全と繁栄を祈願した。

 

川島事業所では、設備の老朽化に伴う処理量の減少や修繕費の増加などを踏まえ、全社最適と競争力強化の観点から、50 年以上にわたって稼働してきた大型シュレッダーをはじめとする各種設備の更新工事を実施した。同更新では、大型シュレッダーの出力を2500馬力から2000 馬力へ変更。プレシュレッダーは530馬力から700馬力へと機能を向上させた。前処理機能を強化し、大型シュレッダーの負荷を軽減することで、年間最大 6万トンにおよぶ大量の破砕処理に安定して対応すると共に、処理全体の電力効率を最適化している。

 

 

なお、今回導入した大型シュレッダー・プレシュレッダーは、TREグループのエンジニアリング企業である富士車輌㈱が製造を手掛けており、グループ内連携により最適な設備設計を実現した。

 

選別工程では従来の磁力選別に加え、新たにSGM magnetics社製の PDM(ポリッシング磁気ドラム)を導入。電気機器類や自動車ガラに含まれる銅材の選別を自動化し、省人化だけでなく選別精度の向上、鉄製品の高品位化につなげる考えだ。選別過程で回収したシュレッダーダストやミックスメタルについては、それぞれ同社壬生事業所、那須事業所で高度選別・再資源化を行い、徹底した資源回収を推進する。

 

川島事業所では、すでに一部試験運転を開始しており、操業開始は 2026 年2月を予定している。同事業所では大幅に向上した破砕能力を活かし、段階的に処理数量を引き上げながら都市部で発生する廃棄物処理に寄与していく。また、ELV川島事業所との緊密な連携の下、使用済自動車の一貫処理機能の強化につなげ、良質な再生材の安定的な生産・供給に貢献していく。

 

ELV川島事業所内に新設された研究開発棟ではリバーとデンソー社が共同で研究開発を行う。今後は開発棟内に実証設備の設置を予定しており、課題検証を進めることで動静脈融合のバリューチェーンの構築、Car toCarの実現を目指す。

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

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