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サーキュラーエコノミーの一翼を担う――日本アルミニウム合金協会賀詞交歓会

2026/01/21 02:59 FREE
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サーキュラーエコノミーの一翼を担う――日本アルミニウム合金協会賀詞交歓会

林会長

 

 日本アルミニウム合金協会は20日都内で「令和8年アルミニウム合金協会賀詞交歓会」を開催した。冒頭挨拶に立った林繁典会長(大紀アルミニウム工業所社長)は、国際的にアルミスクラップの争奪戦が激化している足元の状況に触れて、「日本においても、アルミ業界の関連団体とも協力しながら、国内循環を促す手段を講じていかなければならないと思われる」と強調。その上で、「国内で発生するアルミスクラップをリサイクルし、基礎素材であるアルミ二次合金として安定的に供給することによりサーキュラーエコノミーの一翼を担い、二酸化炭素の排出抑制に貢献できる業界」とし、日本経済の新たな成長シナリオの実現にアルミ合金産業として積極的に取り組み姿勢を示した。

 

 林会長はまた、「中国にとって日本はタイに続いて主要なアルミスクラップの輸出国となっている。一方、自由貿易を標榜する欧州でも今年の春ぐらいまでには何らかの形でアルミスクラップの輸出規制を導入する流れになってきた。米国のアルミニウム協会も、UBCを含む合金アルミスクラップの輸出禁止を連邦政府に求め、国家安全保障を支えるアルミ産業の国内供給量を確保しようとしている」とも指摘。世界のアルミスクラップの争奪戦が新たな段階に突入したとの認識もにじませた。

 

鍋島課長

 

 来賓として挨拶に立った経済産業省の鍋島学製造産業局金属課長は、「高市政権を発足して、成長戦略を立案していくということになっており、アルミだけではないが、他の金属、あるいは化学製品も含めて、マテリアルの戦略を作っていく」とした上で、「金属のリサイクルを中心に据えていきたいと考えている」と強調。春ぐらいまでにまとまるとの見通しを示した。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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