予測レンジ
LME 現物後場買い2800-3300ドル ↑
スクラップ +5から+10円(前月最終価格より) ↑
為替 155-160円 (一か月間TTM) →
■国際概況
2026年1月のLMEアルミ相場は、金融要因と供給懸念が拮抗する展開となっている。
上昇要因は、米国のインフレ鈍化を背景とした利下げ観測によるドル安進行で、非鉄金属全体に投資資金が流入している点に加え、中国の年初インフラ投資再開や電力関連需要への期待が相場を下支えしていること。
一方、下落要因は、世界景気の減速懸念が根強く実需回復が鈍いこと、さらに中国を中心とした生産能力回復や在庫積み上がりへの警戒感が上値を抑えている点である。結果として1月のアルミ相場は方向感に欠ける推移となっている。
■前月の経済指標
◆月間のドル/円レート (TTS)
157.86 → 154.66(円)

【国内指標】
【自動車生産】
生産動態統計によると12月の自動車生産台数は前年比+1.7%の65万6562台
輸出は前年同月比―6.7%の34万6165台
| 10月 | 11月 | 12月 |
| 生産台数 | 77万6072台 | 64万9096台 | 34万6165台 |
| 前年比 | -0.2% | +?% | -6.7% |
【自動車販売】
日本自動車販売協会連合会によると1月の自動車販売台数(軽除く)は前年比-4.2%
の22万8832台
| 11月 | 12月 | 1月 | |
| 販売台数 | 23万4715台 | 21万1909台 | 22万8832台 |
| 前年比 | -6.1% | -3.3% | -4.2% |
自動車生産台数

自動車販売台数推移

【住宅着工戸数】
12月の新設住宅着工戸数は、前年同月比1.3%減の減少傾向となりました。分譲住宅は増加したものの、持家と貸家が減少した影響です。同月は季節調整済年率換算値では前月比7.3%の増加を示しました
【アルミ圧延・押出品生産数】
日本アルミニウム協会(東京・中央)がまとめた2025年11月のアルミニウム圧延品(板・押し出し類の合計)の出荷量は前年同月比3.8%減の13万5556トンだった。前年同月を下回るのは3カ月ぶり。建設向けの圧延品出荷の低迷が続いており、全体の重荷となった。

【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】
前年比+7.3% 6万349t 2カ月ぶりプラス
出荷 +9.7% 6万747t 1カ月ぶりプラス
年末需要と自動車向け回復を背景に、生産・出荷ともに高い伸び率でプラス転換。需給改善が進み、市場回復の確度が一段と高まった内容といえる。

【貿易指標】
【輸出】
新地金 -29.8% 217t 254
二次合金 ∔32.5% 885t 968
スクラップ +2.1% 3万4349t 36560
アルミ缶 -2.8% 6197t 5901
| 輸出 | 10月 | 11月 | 12月 |
| 新地金 | 311t | 254t | 217t |
| 前年比 | ∔117.5% | ∔?% | ‐29.8% |
| 二次合金 | 709t | 968t | 865t |
| 前年比 | -40.3% | -?% | +32.5% |
| スクラップ | 3万7652t | 3万6560t | 3万4349t |
| 前年比 | +19.8% | +?% | ∔2.1% |
| 缶 | 7688t | 5901t | 6197t |
| 前年比 | +3.6% | -?% | -2.8% |
輸出推移

【輸入】
新地金 ―46.2% 5万8780t 77500
二次合金 -12.7%の8万7771t 82114
スクラップ +20.3%の1183t 743
合金スクラップ +13.9%の8265t6341
| 輸入 | 10月 | 11月 | 12月 |
| 新地金 | 9万3048t | 7万7500t | 5万8780t |
| 前年比 | -10.5% | ∔?% | ―46.2% |
| 二次合金 | 9万2515t | 8万2114t | 8万7771t |
| 前年比 | -16.4% | -?% | -12.7% |
| スクラップ | 737t | 743t | 1183t |
| 前年比 | +17.5% | +?% | ∔20.3% |
| 合金スクラップ | 8608t | 6341t | 8265t |
| 前年比 | +10.6% | -?% | +13.9% |
輸入推移

■国内概況まとめ
【自動車生産】
生産動態統計によると12月の自動車生産台数は前年比+1.7%の65万6562台
輸出は前年同月比―6.7%の34万6165台
【自動車販売】
日本自動車販売協会連合会によると1月の自動車販売台数(軽除く)は前年比-4.2%
の22万8832台
【住宅着工戸数】
12月の新設住宅着工戸数は、前年同月比1.3%減の減少傾向となりました。分譲住宅は増加したものの、持家と貸家が減少した影響です。同月は季節調整済年率換算値では前月比7.3%の増加を示しました
【アルミ圧延・押出品生産数】
日本アルミニウム協会(東京・中央)がまとめた2025年11月のアルミニウム圧延品(板・押し出し類の合計)の出荷量は前年同月比3.8%減の13万5556トンだった。前年同月を下回るのは3カ月ぶり。建設向けの圧延品出荷の低迷が続いており、全体の重荷となった。
【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】
前年比 +7.3% 6万349t 2カ月ぶりプラス
出荷 +9.7% 6万747t 1カ月ぶりプラス
【輸出】
新地金 -29.8% 217t 254
二次合金 ∔32.5% 885t 968
スクラップ +2.1% 3万4349t 36560
アルミ缶 -2.8% 6197t 5901
【輸入】
新地金 ―46.2% 5万8780t 77500
二次合金 -12.7%の8万7771t 82114
スクラップ +20.3%の1183t 743
合金スクラップ +13.9%の8265t6341
[見通し】
【自動車生産】
生産動態統計によると12月の自動車生産台数は前年比+1.7%の65万6562台
輸出は前年同月比―6.7%の34万6165台
【自動車販売】
日本自動車販売協会連合会によると1月の自動車販売台数(軽除く)は前年比-4.2%
の22万8832台
【住宅着工戸数】
12月の新設住宅着工戸数は、前年同月比1.3%減の減少傾向となりました。分譲住宅は増加したものの、持家と貸家が減少した影響です。同月は季節調整済年率換算値では前月比7.3%の増加を示しました
【アルミ圧延・押出品生産数】
2026年2月のアルミ圧延品出荷は、建設向け不振を主因に前年比で横ばい〜小幅マイナス圏での推移が見込まれる。住宅着工の弱さが続き、押出品は回復力を欠く。一方、板類では「缶材」「はく地」が底堅く、自動車は商用車向けが下支えとなる。輸出は円安効果で一定の寄与が期待されるが、国内需要の鈍さを補うには力不足。総じて需給は締まらず、回復は春以降に先送りされる可能性が高い。
【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】
アルミニウム2次合金は、12月に生産・出荷ともに大幅な前年超えを示し、需給改善の流れが確認された。2026年2月は自動車生産の持ち直しと鋳物・ダイカスト向け需要の底堅さを背景に、生産は前年同月比でプラス圏を維持する見通し。出荷も在庫調整の一巡により堅調に推移し、緩やかな回復基調が継続するとみられる。ただし海外経済の減速懸念や原料市況の変動が上値を抑え、急回復には至らず、安定回復局面との評価が妥当である。
【スクラップ景況予想】
2026年2月の国内アルミスクラップ需給は、回収業の現場感では寒さによる解体・更新工事の停滞で発生量はやや低調。一方、自動車や建材向け需要は堅調で、再生原料への引き合いは強い状況が続いています。市中原料は集まりにくく、需給はややタイト。価格は高止まりし、安定供給には回収網の維持と選別効率の向上が重要になります。
【LME・為替予想】
●LME予想
2026年2月のLMEアルミ価格は、1トン=2,800~3,300ドルを中心に推移すると予測する。米欧の金融緩和継続により実質金利は低位にとどまり、ドル安基調が非鉄金属への資金流入を促進する。年初は機関投資家のリバランス需要が集中し、指数連動型の買いが価格を押し上げやすい。加えて、中国の電力制約と環境規制により供給増が抑制され、再エネ・EV向け需要の拡大が実需面を下支えする。金融主導と需給要因が重なり、高値圏での安定推移が見込まれる。
●為替予想 155円~160円
2026年2月のドル円は155~160円レンジを想定する。最大の焦点は米金利動向で、FRBはインフレの粘着性を背景に利下げを急がず、長期金利は高止まりしやすい。一方、日本は金融正常化が緩慢で日米金利差は依然大きく、基調はドル高・円安。ただし、過度な円安局面では日米協調介入観測が浮上し、上値は限定されやすい。米金利の高止まりが続く限り、押し目ではドル買い優勢とみる
合金メーカースクラップ購買価格に関しては +5から+10円上げ予想。
橋本アルミ 橋本健一