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【市場動向】REPT BATTERO、阪和興業と強固なサプライチェーンを構築し日本の系統用蓄電市場へ本格参入——3月の展示会で最新システムを披露

2026/02/16 21:03
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【市場動向】REPT BATTERO、阪和興業と強固なサプライチェーンを構築し日本の系統用蓄電市場へ本格参入——3月の展示会で最新システムを披露

中国の大手車載・産業用蓄電池メーカーであるREPT BATTERO(瑞浦蘭鈞能源)は、日本の総合商社である阪和興業株式会社および国内パートナー企業との戦略的協業を実稼働フェーズへ移行させ、日本のエネルギー貯蔵システム(ESS)市場への本格参入を開始する。

昨年締結された三者間の協定を基盤とし、今年3月に国内で開催される業界展示会において、日本市場向けに最適化された最新の蓄電ソリューションを公式に披露する。今後2年間で累計1GWh以上のシステム供給を目指し、日本の系統安定化および分散型エネルギー資源(DER)市場への展開を加速させる。

■ 親会社・青山集団と阪和興業による強靭な原材料サプライチェーン

今回の日本市場本格参入において最大の競争優位性となるのが、原材料の上流工程から製品化までを一貫するサプライチェーンの強靭化である。REPT BATTEROの親会社である青山控股集団(Tsingshan Group)は、ステンレス鋼およびニッケル生産において世界最大手であり、バッテリー原材料の採掘から精錬に至る確固たる基盤を持つ。

一方、阪和興業は鉄鋼事業を中核としつつ、非鉄金属やリチウム、ニッケル、コバルトといった電池材料のトレードにおいて長年の実績と高度な知見を有している。青山集団と阪和興業はインドネシアにおける合弁事業などを通じて長年にわたる強固なパートナーシップを築いており、このネットワークがREPT BATTEROが製造するLFP(リン酸鉄リチウム)などの大容量蓄電池の安定供給とコスト競争力を根底から支える構造となっている。

■ 日本市場の厳格な安全基準(JIS/JET)への適合

成熟した日本のESS市場への参入にあたっては、製品の安全性やシステム稼働の信頼性に対する極めて高い要求水準をクリアすることが必須条件となる。

REPT BATTEROの製品群は、JIS(日本産業規格)やJET(電気安全環境研究所)といった国内の権威ある認証要件を見据え、バッテリーセルレベルでの熱暴走(Thermal Runaway)防止機構や、高度な電気的絶縁性、環境適応性を備えている。設計から系統連系、防火対策、そしてO&M(運用・保守)に至るまで、全プロセスにおける綿密な監視体制を構築しており、日本のハイエンド市場における技術的ハードルを十分に満たすソリューションとして市場投入される。

■ 需給調整市場と系統安定化に向けた1GWhの供給計画

協業体制の実動により、三者はプロジェクト開発から機器供給、技術サービス、保守サポートまでを一気通貫で提供する。具体的なマイルストーンとして掲げる「今後2年間で累計1GWh以上の蓄電システム供給」は、日本国内で急速に立ち上がりつつある系統用蓄電池プロジェクトや需給調整市場(周波数調整など)を明確にターゲットとしたものだ。

再生可能エネルギーの主力電源化に向け、低炭素かつ分散型のエネルギーインフラ構築が急務となる日本において、REPT BATTEROの高性能バッテリーシステムと阪和興業のプロジェクト組成能力のシナジーは、市場の課題解決に直結する。3月の展示会への出展は、同社が掲げる「世界をリードする新エネルギー企業」に向けた、日本市場での本格的な第一歩となる。

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(iruniverse yt)

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