Loading...

マンディ・ゴビンドガルにてグリーンスチール・チンタン・シビル2026を開催

2026/02/17 23:38
文字サイズ
マンディ・ゴビンドガルにてグリーンスチール・チンタン・シビル2026を開催

インドのグリーン産業への移行を推進する重要な一歩として、インド鉄鋼省は、二次鉄鋼セクターに特に焦点を当てたグリーンスチール製造について協議するため、マンディ・ゴビンドガルに所在する国立二次鉄鋼技術研究所(NISST)において1日間のチンタン・シビル*を開催したものである。本ハイレベル会合には、政策立案者、CPSE代表、産業界のリーダー、技術専門家、ならびに二次鉄鋼セクターの関係者が参集し、鉄鋼生産における課題、機会、および新興の低炭素技術について議論が行われたものである。

チンタン・シビルは、鉄鋼省事務次官サンディープ・パウンドリク氏により、追加事務次官兼財務顧問、合同事務次官およびその他の上級職員、さらに業界団体および二次鉄鋼分野の代表者の出席のもとで開会されたものである。本議論は、インドの鉄鋼エコシステムにおいて重要な柱を形成する二次鉄鋼セクターにおけるグリーンスチール生産の拡大に向けた重点的な取組の開始を示すものである。

基調講演において、サンディープ・パウンドリク事務次官は、二次鉄鋼セクターがインドの総鉄鋼生産の約47%を占めていることを強調したものである。また、インドは鉄鋼生産、消費、および設備能力のいずれにおいても年率8~10%の安定した成長を継続していると指摘したものである。さらに、国内の主要な鉄鋼クラスターにおいて定期的に実施されている研修プログラムを通じてセクターの強化に寄与しているNISSTの役割を高く評価したものである。

同氏はまた、NISSTがグリーンスチール認証の中核機関に指定されており、これまでに76の産業に対して認証を発行し、約1,098万トンの生産量を対象としていることを説明したものである。加えて、鉄鋼省は、二次鉄鋼セクターにおける技術高度化を促進し、炭素排出削減およびエネルギー効率の向上を図ることを目的としたインセンティブ制度の策定にも取り組んでいるところである。

鉄鋼省合同事務次官兼NISST会長のダヤ・ニダン・パンディ氏は、能力構築における同研究所の役割および、国家の脱炭素目標と整合させるために環境的に持続可能な技術の導入が重要であることを強調したものである。

チンタン・シビル2026における技術セッションでは、低炭素型製鋼技術に焦点が当てられ、高炉へのグリーン水素吹込み、水素を活用したロータリーキルン方式の製鉄技術、ならびに再生可能エネルギーの最適利用と系統依存の低減を目的とした蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)の導入などが取り上げられたものである。また、水性ガスを還元剤として用いる縦型シャフト炉による直接還元鉄(DRI)生産についても議論が行われ、燃料の柔軟性向上、原料制約の低減、および排出量削減の可能性が示されたものである。

さらに、合金鋼の輸出機会および、炭素国境調整メカニズム(CBAM)といった国際的規制枠組みが炭素集約型産業に与える潜在的影響についても検討がなされたものである。

総じて、本チンタン・シビルは、政策立案者、産業界のリーダー、および専門家が技術、政策支援、ならびにセクター固有の課題に関する知見を共有するための協働的なプラットフォームを提供するものであり、インド鉄鋼産業における持続可能で競争力のある低炭素成長の促進に向けた鉄鋼省のコミットメントを改めて強化するものである。

*チンタン・シビル:主要な産業分野の課題について、政策立案者、産業関係者および専門家の間で集中的な議論を行うことを目的としてインド政府が主催する政策協議・ブレインストーミング会合である。

(IRuniverse Rohini Basunde)

関連記事

新着記事

ランキング