2月18日7時、住友金属鉱山が30%出資するCote金山の25年4Q決算が発表となった。生産状況やキャッシュコストは以下の通り。
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今4Qの100%出資ベースの生産量は、3.9トンと前年同期の3.0トンから増加。前四半期別見ても3Qの3.3トン。1Qの2.3トン、2Qの3.0トンと増加傾向になっている(下図参照)。これは、1Qは、維持補修や生産性の改善工事で一時的に落ち込んだが、その後は順調に回復してきている。なお、同プロジェクトを主導しているIMG(IAMGOLD)は25年の生産量を11.2-12.4トンとしていたが、上限の12.4トンで着地した。IMGは26年の生産計画を12.1-13.7トンとしている。Cote金山の業績は同社の粗利益に反映されるため、金価格上昇はプラスとして寄与する。
また、4Qのキャッシュコストは1,265ドル/オンスと3Qの1,323ドル/オンスから下落(下図参照)。生産性が改善した。25年は1,268ドル/オンスとなった。IMGは26年の見通しを1,200₋1,350ドル/オンスを想定、物価上昇分を外注費の削減等で吸収する計画。
なお、Cote近郊には潜在的に採掘可能な菌が確認されており、IMGは生産能力を現状比+39%にする増強計画がある。
図表、Cote金山の生産量と、キャッシュコストの推移(トン、ドル/オンス)

出所:IAMGOLD発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)