3月2日に開催したSWCCの中期経営計画の続き。説明に使われて資料はこちら。説明は小又CEOが行った。

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⇒「SWCC:中期経営計画説明会を開催(中期経営計画、財務・資本政策)」
<事業戦略>

〇キャッシュ・カウ事業
●建設関連(エネルギー・通信)事業の事業計画(資料32-33ページ)
エネルギー、電気を送る電線とデータ通信を送る光ファイバーなどの製品においてキャッシュ・カウ事業と位置付けている。
国内の電線事業はCAGR0.5%という形でまさに横ばいという見込みの中で、同社の売上高もACGR1.7%を計画する中、設備投資を65億円、こちらは減価償却費以内というところの計画に抑えながら、ROICを足元20%から24%に引き上げる。
これは、CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)、また棚卸資産の回転日数の改善というところで成し遂げていきたい。
目指す姿へのロードマップとしては、今年度でSFCCの合弁を解消して、同社グループの力を集結して、この建般事業の強靱化を進めていく→プレスリリース。
グループ内での製造一体化を強化、DXの技術を活用していくということで、建設事業のキャッシュ。フローを大きくしていく。
その中で取り組んでいくのが、物流の改革による棚卸資産の圧縮とリードタイムの短縮というところで、倉庫の活用を最大化する。
また、ユーザー支援ウェブサイトを開設して、グループ会社製品をより効率的に販売していく体制を整えることで、各種問い合わせの時間の短縮など生産性を上げていく取り組み。
●インオーガニック成長(同34-35ページ)
また、インオーガニック成長ということで、BD戦略、M&Aを引き続き行っていく。2030年の400億円の営業利益にはこのインオーガニック成長は含まれていない。プラスアルファでの成長を目指していく。
そのターゲットとしては、先ほど説明した半導体検査装置市場ということ、また通信におけるグローバル化というところをターゲットとしている。
なお、今年、TOTOKUを買収したそのシナジー効果は、この中計の中で累計50億円計画している。そして、海外展開ということで、足元の同社の海外売上比率は8%-11%にとどまっているが、2030年に向けて20%へ引き上げていく。
アメリカ、欧州、アジアと中国というところに、半導体のプローブ、e-Ribbon、または次世代のSICONEXなどを用いて海外への展開を加速していく。
〇サブセグメント別 業績の実績と計画の推移(同36ページ)
●エネルギー・インフラ事業
2030年、売上高1,440億円、営業利益244億円で営業利益率17%、これは足元25年から引き上げて成長させていく。
●通信・コンポーネンツ事業
2030年、1,770億円の売上高、176億円の営業利益、営業利益率も10%という形で、足元25年から大きく引き上げていく。
<サステナビリティ>
〇サステナビリティ推進方針(同39ページ)
同社のサステナビリティの取り組みとして、マテリアリティを5つ定めている。ESGを中心として、地球に優しいということで、温室効果ガス排出量Scope1、2に加えて3、Scope3というところも範囲に広げて、カーボンニュートラルへの取り組みを行っていく。
〇主要KGI(同40ページ)
また、人が輝くということでは、個人の生産性と付加価値を高める組織を作っていっていく。労働生産性の向上、エンゲージメントスコアの向上をKPIとして目標としている。
良き企業というところのガバナンスになるが、こちらも株主資本コストを意識しながらのガバナンスをしっかりと行っていく。
〇研究開発の強化(同41ページ)
そのマテリアリティの中にある未来を創るというところでは、研究開発の強化に取り組む。研究開発費は、当初、足元売上高の0.8%、20億円にとどまっているが、30年には売上高2%以上を目指して60億円以上、研究開発費を投下していく。
既存事業に加え、新領域、また基盤技術、コア技術の強化というところを目指し、また知的財産においては知財ROICという考え方を入れ込んでいく。
〇経営課題に対する同社のDX戦略(同44ページ)
最後に、経営課題を解決する同社のDX戦略の加速。DXを行うことによって、ありたい姿、生産性向上による省人化推進、ソリューション提案型企業への変貌を目指していく。
考え方は3つ。
DX1.0では、ROIC経営の高度化に向けたデータを、グループ会社全体の統一データを獲得していく。
DX2.0では、現場開発レベルということを引き上げていく。まさに現場の自動化、標準化に資するROICとして、LCDPのシステムなどを入れていく。
DX3.0では、価値創造レベルという段階になり、イノベーションを創出できる会社として、自社のAIの開発などを入れながら、AIを活用した経営課題の解決を取り組んでいくDX戦略を組んでいる。
(IRuniverse 井上 康)