世界的な資源大手のグレンコア社が豪州クイーンズランド(QLD)州に構えるTownsville銅精錬所で、今朝から賃金交渉決裂を理由とした労働者によるストライキが始まったという。オーストラリア労働組合(AWU)からの情報として、豪現地メディアが伝えている。
3月11日水曜日時点の報道では、賃金と労働条件をめぐる1年間に及ぶ交渉が決裂したため、木曜日に予定されている交渉会議で組合側の懸念事項が解決されない場合、同精錬所の労働者らは金曜日に職場を離れストライキを始める計画であると報道されていた。
そして迎えた金曜日(本日)。QLD州の地元紙インダストリー・クイーンズランド(IQ)紙(3月13日)が労働組合(AWU)北部地区の幹部からの情報として伝えているところによれば、ストライキは今朝の午前 6 時から 10 時まで行われ、AWU、CFMEU(建設・林業・海事従業員組合)、ETU(電気労働組合)のメンバーらを含む約 50 人の労働者が参加しているとのこと。ETUの幹部は、この労使紛争行為に関して、軽々しく行われているわけではなく、最終手段として取られたものであるとのコメントを同紙に寄せている。
なお、グレンコア側は、2月27日に、「銅精錬所企業協定に関する組合のコメントへの応答」と題した声明を発表し、自社の正当性を主張するなかで、組合の批判も綴っていた。また、前述したIQの記事によれば、同社は今週に入り、組合が労働争議を起こす意向を示したことへの失望を表明していたそうで、広報担当者からは「グレンコアは4年間の賃上げを含む競争力のある提案を提示しており、合意を得るため誠意を持って交渉を継続する」とのコメントがあったそう。
(IRUNIVERSE A.C.)