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【貿易統計/日本】 20261月のE-Waste輸出入推移一覧表
為替相場推移 TTS 3か月
(輸入分析)
■数量では、
1月単月は1万9,970トンと前月(1万3,719トン)から大幅増加し、前月比146%と急反発。前年同月比でも108%と前年水準を上回った。
国別にみると、
・オランダは4,803トンで、前月比188%、前年同月比160%と大幅増となり、最大の押し上げ要因。
・米国は2,277トンで前月比118%と増加したものの、前年同月比75%と低水準。
・台湾は2,476トンで前月比135%と増加する一方、前年同月比85%とやや弱含み。
このほか、
・韓国は830トン(前月比132%、前年同月比234%)と大幅増。
・カナダは683トン(前月比87%、前年同月比95%)とやや減少。
・スウェーデンは908トン(前月比407%、前年同月比281%)と急増し、変動の大きさが目立つ。
・「その他」は7,993トンで前月比138%、前年同月比97%と増加し、依然として最大カテゴリーを維持。
総じて、1月はオランダおよびスウェーデンの急増に加え、「その他」やアジア勢の持ち直しが重なり、全体数量は大幅に回復。12月までの弱含みから一転して、供給の広がりを伴う反発局面となった。
(表―1、グラフ―1)。


■輸入金額
金額ベースでは、1月単月は326億90百万円となり、前月(240億07百万円)から大幅増加、前月比136%と強い反発となった。一方で前年同月比は88%にとどまり、前年水準にはなお届かない。
高単価国であり金額ベースで主要な比重を占めるインドネシアからの輸入は、1月は31億83百万円と前月比102%と小幅増にとどまり、前年同月比では17%と低水準が続く。構造的な減少基調に大きな変化は見られず、全体の前年割れ基調を規定する要因である状況は継続している。
一方で、台湾(前月比145%)、米国(同134%)、オランダ(同205%)、スウェーデン(同542%)など主要国の増加が顕著で、特に欧州系の急増が全体金額の押し上げに寄与した。
総じて、1月は数量増加を背景に金額も大きく回復したが、インドネシアの低迷という構造要因が残る中で、前年水準にはなお届かない回復途上の局面といえる。
(表―2、グラフ―2)。


■輸入CIF単価(12月→1月)
輸入CIF単価は、全体平均で12月キロ1,750円から1月1,637円へ低下し、前月の上昇から一転して反落となった。
国別では、
台湾は1,479円から1,579円へ上昇し、引き続き堅調な水準を維持。
米国は1,817円から2,060円へ上昇し、再び強含みの動きとなった。
韓国は3,164円から2,186円へ低下し、前月の急騰から反動減となっている。
高単価グループを見ると、
インドネシア品は17,816円から14,339円へ低下し、依然高水準ながらも調整局面入り。
スペイン品も50,671円から33,055円へ大きく低下し、前月の異常値的な急騰からの反落が顕著となった。
1月は、高単価国であるインドネシアおよびスペインの下落が全体単価を押し下げる構図となった。一方で米国・台湾の上昇が下支えする形となり、依然として高単価国の変動が全体水準を大きく左右する展開が続いている。
(グラフ―3、4)。


主要税関別数量・CIF(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・CIF(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
■今後の展望
足元では数量の回復に伴い輸入金額は持ち直しているものの、CIF単価は高単価国の反落により調整局面に入っており、当面は「数量回復・単価不安定」という組み合わせが続く可能性が高い。
構造的には、インドネシアやスペインといった高単価ソースの変動が依然として市場全体の価格形成を左右しており、これらの供給動向次第で月次の振れは大きくなりやすい。一方で、米国・台湾など中位価格帯の安定調達が進めば、平均単価のボラティリティは徐々に低下していく可能性もある。
需要面では、精錬・リサイクル向け需要は底堅いとみられるが、最終製品市況の不透明感から積極的な在庫積み増しには慎重な姿勢が続く公算が大きい。
総じて、短期的には高単価国の価格調整を背景に上値は抑制されつつも、供給の地域分散と数量回復を軸に「不安定ながらも持ち直し基調」といった展開が想定される。
■輸出分析(数量)
数量面では、1月単月は18トンと、前月(93トン)から大幅減少し、前月比19%と急減した。前年同月比でも6%にとどまり、極めて低水準での推移となっている。
主力の韓国向けは18トンと、前月(92トン)から大幅減となり、前月比20%と急減。前年同月比でも6%と大きく落ち込んでおり、輸出の中心である韓国向けの縮小がそのまま全体減少に直結する構図が鮮明となっている。
一方、その他向けはゼロとなり、前月(1トン)から消失。低水準が続いていた中でも、1月は実質的に輸出構造が韓国単一に収斂する形となった。
総じてみると、12月に見られた一時的な回復は持続せず、1月は再び急減に転じた。特に韓国向けの落ち込みが顕著で、輸出は極めて不安定かつ低水準な状態にあると言える。
(表―1、グラフ―1)


■金額面
金額面では、1月単月は1億26百万円と、前月(9億75百万円)から大幅減少し、前月比13%と急落した。前年同月比でも20%にとどまり、低水準でのスタートとなっている。
国別動向をみると、
英国向けは1百万円と、前月(7億87百万円)から急減し、前月の急伸から一転してほぼ消失。
韓国向けも48百万円と、前月(1億48百万円)から減少し、前月比32%と弱含み。前年同月比でも39%にとどまり、主力市場の縮小が鮮明となっている。
ドイツ向けは4百万円と小幅ながら発生したものの、依然として低水準。
米国向けおよび「その他」向けは実績ゼロとなり、輸出先の広がりは大きく後退した。
総じてみると、12月に見られた英国向け主導の急回復は持続せず、1月は再び急減に転じた。特定向けのスポット取引に依存した不安定な構造が改めて露呈しており、輸出金額は極めて変動の大きい局面にある。
(表―2,グラフ―2)


■輸出FOB単価(12月→1月)
輸出FOB単価は、韓国向けが前月キロ1,614円から当月2,666円へと大幅上昇した。前月にみられた調整から一転して再び上振れ、直近では異例の高値圏に再突入した形となっている。
全体平均では、前月キロ10,488円から当月7,024円へと低下し、前月の急騰から反落した。とはいえ、水準としては依然として過去と比較して高位にあり、単価の振れが極めて大きい局面が続いている。
背景としては、前月は極端に高単価のスポット案件が全体平均を押し上げていた一方、当月はその剥落により平均値が低下したとみられる。韓国向け単価はむしろ上昇していることから、全体の下落はミックス要因による影響が大きい。
結果として、韓国向けは再び高値圏へ戻る一方、全体単価は調整するなど、案件構成に左右される不安定な価格形成が継続している。
(グラフ―3)

主要税関別数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
(IRUNIVERSE S. Aoyama)