国際モリブデン協会(IMOA)は4月1日、ホームページ上で、2025年の世界のモリブデン生産量が前年比4%増の6億7260万ポンドだったと発表した。使用量は3%増の6億7180万ポンドだった。

■日本の使用量、25年は3%減
プレスリリース: IMOA Latest news
生産量を地域別にみると、中国が前年比1%増の3億210万ポンドと前年までに続き首位だった。2位は南米の1億7560万ポンドで前年からはほぼ横ばい。3位は北米の1億3370万ポンドで、前年比17%増と大きく増えた。その他の地域は6130万ポンドで、前年とほぼ同水準だった。
使用量でも、中国が9%増の3億3780万ポンドと首位を続けた。米国も3%増の6570万ポンド。一方、欧州は1億1430万ポンドで前年比では7%減少。日本も4260万ポンドと前年から3%減った。旧ソ連の共和国で構成される独立国家共同体(CIS)の使用量は12%減と減少率は地域別で最大だった。
2024年10-12月期に限ると、世界のモリブデン生産量は1億6840万ポンドで前年同期比1%増えた。使用量は2%減の1億6640万ポンドだった。
■3年ぶり高値圏、2月の急伸後は上値限定
モリブデン価格は、2025年は中国の工場の事故で乱高下する場面があったものの、基本的には添加剤として使用される鉄鋼市況の低迷を受けて需要が弱含み、ボックス圏での推移だった。2026年に入ってからは、2月の中国の春節(旧正月)前に急騰する場面があったが、その後はやはり上値の重さが目立つ。
4月2日時点の価格は、酸化モリブデンが$31.5/LB、フェロモリブデンは$64.025/kg。いずれも2023年3月以来3年ぶりの高値圏にある。
2026年の酸化モリブデンとフェロモリブデン価格の推移($/LB)($/kg Mo)

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(IR Universe Kure)