5月15日12時、アルコニクスは、26/3期決算を発表。大幅増収増益となった。続く27/3期は増収増益予想。詳細は後日開催予定の説明会後に再度報告する。
<25年度実績>
〇実績:大幅増収増益
売上高2,197億円(前期比11.5%増)、営業利益97.4億円(同40.8%増)、経常利益89.4億円(前期比18.9%増)、当期利益55.9億円(同16.5%増)。
図表1、26/3期実績(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇セグメント別の業績:4セグメントすべてで前期比増収
●商社流通
-電子機能材事業:売上高457億円(同33.9%増)、セグメント利益28.7億円(同28.6%増)。海外の電池関連材料取引や、ニッケル・レアメタルの価格上昇と取扱数量の増加が寄与した。
-アルミ銅事業:売上高915億円(同9.4%増)、セグメント損失▲0.6億円(前期は4.9億円の利益)。アルミや銅の地金・スクラップ取引により増収となったが、自動車関連部材取引の不振の影響により減益となった。
●製造
-装置材料事業:売上高490億円(同5.9%増)、セグメント利益14.8億円(同7.9%減)。北米市場のメッキ材料等が寄与し増収となったが、カーボンブラシ事業における事業構造改善費用などが影響し減益となった。
-金属加工事業:売上高411億円(同11.6%増)、セグメント利益46.3億円(同42.9%増)。半導体実装装置関連や、航空・宇宙・防衛関連の金属加工品の伸長が寄与し、大幅な増益となった。
〇財政状態およびキャッシュ・フロー
●財政状態:総資産は2,224億円(前年度末比257億円増)、純資産は799億円(同96億円増)となり、自己資本比率は35.6%(前期35.4%)。棚卸資産や現金預金の増加などが資産増加の主な要因。
●キャッシュ・フロー:営業活動によるキャッシュ・フローは24.2億円の収入、投資活動は設備増強等により32.1億円の支出、財務活動は短期借入金の増加等により33.4億円の収入となった。期末の現金及び現金同等物残高は208億円。
〇配当状況:増配
●基本方針:必要な内部留保を確保しつつ安定した配当を継続的に実施することを基本方針としており、株主資本配当率(DOE)4.0%以上を目標としている。
●25年度の配当:好調な業績を背景に、25年度の期末配当を直近の予想から3円増配し、1株当たり45.00円を決定。すでに実施した中間配当42.00円と合わせ、年間配当は87.00円(24年度は74.00円)。
<26年度予想>
〇見通し
AI・データセンターを起点とする半導体関連や、航空・宇宙・防衛関連の需要を確実に取り込むことで、売上高2,350億円(同7.0%増)、営業利益107億円(同9.8%増)、当期利益66億円(同17.9%増)と、引き続き増収増益を見込む。
図表2、27/3期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇配当予想
1株当たり年間配当金は90.00円(中間45.00円、期末45.00円)を予定。
<参考>
図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)