5月15日15時半、品川リフラは26/3期決算を発表。続く27/3期は大幅増収となるも、当期利益は固定資産売却益がなくなることから大幅減益になると予想。詳細は後日開催予定の説明会後に再度報告する。
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<25年度実績>
〇実績
売上高: 1,777億3(前年度比23.4%増)、EBITDA: 221(同23.3%増)、営業利益: 136億円(同2.5%増)、当期利益: 260億円(同166.6%増)となった。
営業利益が微増にとどまる一方、当期利益が急増したのは、赤穂工場や海外子会社2社における減損損失などの特別損失を計上した一方で、それを大幅に上回る固定資産売却益(372億円)を特別利益として計上したため。
図表1、26/3期実績(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇セグメント別の業績
・耐火物:売上高1,109億(同15.7%増)、セグメント利益85億円(同11.5%増)。国内の粗鋼生産量減少の影響を受けたが、新たにグループに加わったオランダのGouda社の業績が通期で寄与し、増収増益となった。
・断熱材:売上高177億円(同5.7%減)、セグメント利益24億円(同24.1%減)。国内改修案件の一時的減少や、半導体・リチウムイオン電池向け等の需要回復遅れが響いた。
・先端機材:売上高41億円(同5.5%減)、セグメント損失▲1億(前期は1億の利益)。顧客の在庫調整や半導体関連投資の時期変更の影響を受けた。
・エンジニアリング: 売上高458億円(同78.2%増)、セグメント利益27億円(同68.1%増)。ブラジルのReframax社が2Qより新規連結され、大幅な成長を牽引した。
〇財政状態およびキャッシュ・フロー
・財政状態:25年度末の総資産は前期末比で366億円増加し、2,318億円となった。これは主に受取手形・売掛金、のれん、投資有価証券の増加などによるもの。純資産は220億増の1,159億円となり、自己資本比率は46.1%。
・キャッシュ・フロー:営業活動で得た資金は138億円。投資活動によるキャッシュ・フローは、多額の固定資産売却収入があったため107億円のプラスとなった。
<26年度予想>
〇見通し
売上高1,890億円、営業利益130億円、経常利益130億円、当期純利益100億円を見込む。当期利益は260億円から100億円へと減少するのは、前年度に計上された多額の固定資産売却益が今年度には見込まないため。
図表2、27/3期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇配当方針の大幅な変更と配当金
・25年の配当:年間配当金は1株当たり90円(中間45円、期末45円)。特別利益の計上により当期利益が膨らんだため、配当性向は目標の40%を下回る15.7%となる。
・配当方針の変更(26年度以降): M&Aに伴うのれん償却額の増加や資産売却等で会計上の利益が大きく変動する状況を踏まえ、これまで「配当性向40%基準」としていた方針を、26年度からは「株主資本配当率(DOE)4%以上」を基準とする累進配当へ変更する。
・26年度配当:新方針のもと、年間配当金は1株当たり95円への増配を予定。
〇重要な後発事
オーストラリアの連結子会社(SRA社)のクイナナ工場が西オーストラリア州政府による土地収用の対象となり、同社は近郊への移転に合意。これにより、26年度の1Qに約37億円の固定資産売却益を計上する見込み。
<参考>
図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)