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グラスバーグ全面再開、27年末になんとか…現地トップ、28年までの遅延は否定

2026/05/22 10:30
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 ロイター通信の5月20日報道によると、米資源大手フリーポート・マクモラン傘下のフリーポート・インドネシアのトニー・ウェナス最高経営責任者(CEI)はロイターに対し、銅鉱山「グラスバーグ(Grasberg)」の再開時期について「2027年末までに操業能力に『近づく』」と話した。再開は2028年との報道があったが、そこまでは遅れない見通しだ。

■稼働率、現在50%→26年後半65%に

 

 

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 グラスバーグは2025年9月に死亡事故を起こし、一時操業を停止した。現在は通常の50%で稼働している。報道によると同CEOは「事故のため構内に水が入り、鉱石が予想よりもはるかに湿っているので、シュートを改造する必要がある」と説明。鉱山の稼働率は2026年後半に65%に上昇し、2027年後半には本格的な再開に近づくと話した。

 再開に伴い、同鉱山の銅カソード生産量は2026年が8億ポンド、2027年に約12億ポンド規模を見込む。また、金は2026年が70万トロイオンス、2027年には100万トロイオンスで約12億ポンド規模を予定しているとも伝わった。

■難航しているのは間違いないが

 グラスバーグの再開が順調かどうかは評価が分かれる。同社は事故直後の2025年11月には「2026年4-6月期に操業を再開する」と発表し、2026年の同鉱山の生産量は銅が約10億ポンド、金が90万トロイオンスと、2025年時点の目標を達成できるとしていた。その後の予測でも2026年時点の再開水準を85%としていた時期があり、比べると当初の見通しよりも難航していることは間違いない。

 

 グラスバーグは世界第2の銅鉱山であるため、再開予測は銅の需給観測に影響しやすい。ロンドン金属取引所(LME)の銅価格は2028年への遅延報道があった後の5月13日に現物$1万4000/ton超と急騰したが、5月21日価格は$1万3427と落ち着いている。

 

過去3か月間のLME銅価格の推移($/ton)

 

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