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韓国ポスコ、米国で希土類磁石を生産へ 320億円投資、三菱マテ出資の米企業と合弁

2026/05/28 17:47
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韓国ポスコ、米国で希土類磁石を生産へ 320億円投資、三菱マテ出資の米企業と合弁

 韓国の鉄鋼系複合企業のポスコ・グループ(Posco Group)は5月27日、自社ホームページ上で、「傘下のポスコ・インターナショナルが5月21日に米国で希土類磁石工場を建設することを決めた」と発表した。総額2億ドル(約320億円)を投じて年産6000トン規模の希土類分離・精製プラントを建設し、永久磁石の垂直型生産につなげる。2028年の量産開始を目指す。同社が希土類磁石の生産で米国に進出するのは初めて。

 

プレスリリース:POSCO INTERNATIONAL to Establish the First Integrated Rare Earth Magnet Production Complex in the United States – Official POSCO Group Newsroom

 

■ネオジムやジスプロシウムをまず生産

 新工場ではまず、ネオジム(Nd)やプラセオジム(Pr)酸化物、ならびにジスプロジウム(Dy)やテルビウム(Tb)などの重希土類酸化物の原料を生産し、将来的にこれらの材料を用いた永久磁石製造へと拡大する。

 このため、投資総額2億ドルも、まず1億ドルを工場建設費と初期の運営費用に充て、残りの1億ドルは将来の拡張費用とする。第1フェーズでは、年産3000トン規模の工場を建設し、続いて第2フェーズで年間6000トンへ生産能力を拡大する。タイムスケジュールとしては2027年10-12月期の試験生産を経て、2028年に本格的な量産を開始する。

 

■ポスコ側が過半で合弁会社

 ポスコは米国進出に当たり、レアアースなどの重要鉱物資源のリサイクル事業を行うリエレメント・テクノロジーズ・コーポレーション(ReElement Technologies Corporation、本社:米インディアナ州)との間で、ポスコ側が過半を出資する合弁企業を設立することで合意した。経営主導権もポスコが握り、リエレメントがコアの分離および浄化技術を提供する。リエレメントには三菱マテリアルが3月に出資を発表したばかり。

 

関連記事:三菱マテリアル、米レアアースリサイクル事業者に出資―日米協業の覚書締結

 

 ポスコも足元でレアアース事業に注力する。マレーシアやラオスでレアアース生産事業を展開するほか、3月には韓国国内のレアアース分離・精製の専門企業への支援を視野に、3月に250億ウォン(約27億円)規模のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを立ち上げると発表した。中国がレアアースの輸出規制を続ける中、西側諸国が供給網安定に乗り出す動きが続く。

 

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Kure

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