LME亜鉛相場(2026年5月)
基準となるLME亜鉛相場は高値圏で続伸。月前半は銅高や非鉄全般への資金流入を背景に上昇基調を強め、14日にはCASH3,596ドル、3M3,617ドルまで上昇した。その後は利益確定売りで伸び悩む場面もあったが、月末にかけても3,500ドル台を維持した。
月間平均はCASH3,488ドル、3M3,500ドルとなり、前月平均(CASH3,362ドル、3M3,369ドル)に対してそれぞれ126ドル高、131ドル高と続伸した。
月間HIGHは14日CASH3,596ドル、3M3,617ドル。LOWは1日CASH3,349ドル、3M3,343ドル。
在庫は月初9万6,250トンから月末11万3,800トンへ増加したものの、キャンセルワラント比率は月後半も15%前後の高水準を維持し、現物需要の強さが意識された。
総じて5月は、銅相場の上昇と需給引き締まり観測を背景に3,500ドル台へ水準を切り上げ、高値圏を維持した月と整理される。中国景気への警戒感は残るものの、非鉄全般の強地合いが亜鉛相場を支えた。
LME亜鉛 VS LME銅相場推移($/トン) 3カ月
LME亜鉛相場推移($/トン) 1年

国内亜鉛建値
国内亜鉛建値は5月に入ると大きく変動した。月初は前月末643円から、LME亜鉛の調整や円高進行を受けて7日に592円へ急落。その後はLME亜鉛の3,500ドル台回復と円安進行を背景に、12日に610円、15日に631円まで持ち直した。
もっとも、20日には中国景気指標の弱さやLME亜鉛の反落を受けて622円へ調整。その後はLME亜鉛が高値圏を維持したことから、26日に再び631円へ引き上げられた。
総じて5月は、月前半に急落した後、LME亜鉛の堅調推移と円安を背景に水準を回復した月と位置付けられる。月末建値は631円と、前月末643円に近い水準まで戻した。
LME亜鉛($/トン、左軸) VS 国内亜鉛建値(JPY/kg)推移 1カ月
為替円(USD TTS)
(2026年4月~5月のLME亜鉛相場&在庫の推移一覧)
国内建値推移(JPY/Kg)
(IRUNIVERSE S. Aoyama)