イラン当局は、2026年5月31日まで適用されていた鉄鋼スラブおよび一部の平板製品に対する一時的な輸出規制を正式に解除した。政府から延長の発表がなかったため、輸出禁止は失効したとみなされており、イランの製鉄所は対象製品の国際輸送を再開できる状態となった。
今年初めに導入されたこの規制は、国内供給を優先し、国内市場の価格を安定させることを目的としていた。禁止対象製品には、鉄鋼スラブ、熱延および冷延鋼板、ブリキ、亜鉛めっき鋼板、表面処理鋼板、塗装鋼板・帯鋼が含まれていた。スラブと平板製品はイランの鉄鋼輸出総量の大部分を占めており、国内製鉄所にとって重要な外貨収入源となっている。
イランの鉄鋼業界の関係者は今回の決定を歓迎し、輸出規制が競争力を低下させ、国際市場へのアクセスを制限し、生産者の収益を大幅に圧迫したと主張した。イラン当局は、輸出禁止の解除は国内市場の状況を慎重に監視した結果であり、以前の水準での輸出再開が国内供給や建設セクターへの供給を脅かすことはないと判断したと説明した。
出典:SteelOrbis