インドとミャンマーは7月22-23日、ミャンマー第2の都市マンダレーで「インド・ミャンマー鉱業・鉱物協力フォーラム」を開催した。 ミャンマーメディアのイレブン・メディア・グループ(Eleven Media Group)などの外電が7月24日までに伝えた。両国勢が共同で鉱業フォーラムを開催するのは初めて。
■ミャンマー、インドからのレアアース向け投資を希望
フォーラムはミャンマーのインド総領事館とマンダレー地域商工会議所(MRCCI)が共催した。インドの在ミャンマー大使のほか政府関係者、ミャンマー側の企業経営者らが参加したという。
報道によれば、両国はレアアース生産などでの協業について話し合ったとされる。ミャンマーはレアアースをはじめとする資源が豊富だが多くが手つかずで、インドによる技術その他の投資を求めていると伝わった。
■インド、中国以外のレアアース入手先を模索
ミャンマー産のレアアース鉱石は多くが中国に送られて加工されている。ただ、中国は加工したレアアースの輸出を規制し続けており、インドを含む西側諸国では中国以外のレアアースの入手先を探す意欲が強まっている。
ミャンマーとしても国軍を支援する中国とのつながりを捨てる気はないものの、中国だけに一極依存するリスクも意識し、提携先の多角化を目指す。ミャンマーは古代からインドの影響を受け、上座仏教の普及や、ビルマ文字がインドのアブギダ文字に由来するなど、文化的・宗教的なつながりが深い。インドの公営レアアース企業IRELがミャンマー国内でサンプル採掘に携わったとかねて伝わってもいた。歴史的な敷居の低さもあり、インドとの協力関係には前向きとみられる。