エマルションフローテクノロジーズ(EFT)は5日、イタリアのエンジニアリング企業HYSYTECH S.r.l.(イタリア・トリノ)と、PFAS(有機フッ素化合物)処理事業におけるエンジニアリングやマーケティング面での協業に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表した。
協業を通じて、EFTは独自のエマルションフロー技術を活用したPFASの除去・濃縮ソリューションについて、欧州における顧客対応力を強化するとともに、実証から商用化までのプロセスを加速する方針だ。
一方、HYSYTECHは、EFTの分離・濃縮技術と自社のエンジニアリングやシステムインテグレーション機能を組み合わせることで、PFAS処理分野を中心とした新たな事業機会の創出を目指す。
エンジニアリング面においては、EFTのエマルションフロー技術とHYSYTECHのシステムインテグレーションやEPC(設計・調達・建設・試運転)機能を組み合わせ、欧州におけるPFAS処理案件への対応力強化の一環として、HYSYTECHの拠点を活用したパイロット試験、オンサイト実証機能の整備を進めていく。欧州顧客から提供される排水等を用いた初期プロセス評価から、顧客サイトでの実証、商用設備の導入までを一貫して支援できるエンジニアリング体制を構築。欧州現地での試験・実証・エンジニアリング機能を提供することで顧客ニーズへの対応スピードを高め、PFAS処理事業の欧州における事業化と収益化の加速につなげる考えだ。
マーケティング面においては、両社による展示会・カンファレンスへの共同参加、顧客への共同提案、HYSYTECHが欧州で有する顧客・事業ネットワークを活用した案件開拓などを推進する。EFTは、HYSYTECHとの連携を通じて、エマルションフロー技術によるPFASの除去・高濃縮という独自の価値を欧州市場へ展開し、既存の水処理技術やPFAS分解技術等と組み合わせたソリューションの提供を進める。
(IRuniverse K.Kuribara)