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家電雑品は今・・・

2013.09.13 23:58

 家電雑品輸出の徹底的な取り締まりを全国展開していた環境省&税関のタッグチーム。
 昨年秋から今年の4月、5月、6月にかけて当該無料回収業者、家電雑品輸出業者を震え上がらせていたのだが、そのタッグチームの家電雑品監視の目がやや緩んできたのか、あるいは輸入のほうに監視強化されているのか不明だが、結論からいうと百戦錬磨の回収業者と輸出業者は健在。監視がきつくない港を探して、そこに白物家電の山が築かれている。例えば愛媛県松山市。愛媛松山空港に近い岸壁にはそれ(白物家電)しか見当たらない、というほどに家電雑品がうず高く積まれている、と現地筋からの報告である。

 

図表

 

 

図表

 

 他、大阪でも泉北(泉大津)はまだチェックが厳しいが、北港では「完全復活している」(当地の雑品回収筋)とのこと。まだ中国側に売れる商材であり、中国側も欲しがっているという事実がある。地方の港においては荷役業者が仕事を欲しいために家電雑品を積極的に積むところもあると聞く。

 環境省では基板の鉛濃度基準から輸出を止める方策を考えたが、百戦錬磨の雑品輸出業者はまったくびくともしていない。いわく「1000トンの雑品積んでて、そのうち30%が家電雑品としても、家電雑品に含まれる基板の鉛濃度は総量(1000トン)に対して0.01%にも満たないだろう」(家電雑品扱い筋)
 この基板の鉛濃度で規制する方策が逆に基板輸入側への負担となっている誠に本末転倒なストーリーは別項で述べている。
→(関連記事)E-WASTE MARKET UP DATE 輸入基板Scrapの現況報告

 これは基板輸入側からの意見「先進国でリサイクル技術リッチな日本で有害廃棄物などを処理するのは理に適っているというのに、輸出の場合は中国という後進国で環境意識の低い、またリサイクル技術も低い国にいまだ多くの電雑品は出ていっている。規制の仕方が大間違い」と憤懣やるかたない表情で述べる。
 現在、家電雑品はキロ当たり20~30円で取引きされている。工業系雑品はキロ43~46円がセンターゾーンだが、雑品系スクラップ発生乏しい現況では50円+@も散見。しかし「(工業系雑品で)47円以上になると採算とれない。うちはそこまで無理はしない」と工業系雑品を月3船コンスタントに出荷している業者は話す。工業系雑品で50~55円の高値を出していても1船分も集まらないところもある。雑品輸出も「信頼」「安心」がキーワードだ。
(IRUNIV 棚町裕次)
 

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