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E-scrap市場近況2020#5 アジア全域で需給ひっ迫、ナイモノ高強まる

2020.07.22 09:36

 以前にも述べたが、E scrapはコロナショックもなんのそので旺盛な需要に支えられ、金相場高もあり健康的なひっ迫感が続いている。コロナで輸入品確保が遅れたことも一因。

 

→(関連記事)E-scrap市場近況2020#4 解体系発生増、需要もすこぶる堅調

 

 以下はここ1年の国内金建値とハードディスク基板スクラップ価格の推移だが、金相場上昇に呼応して基板スクラップ価格も上がり続けている。ハードディスク基板は足元キロ当たり2200円から2400円で推移している。もちろんこの1年の最高値である。金相場の先行き予想からすると、なおも基板スクラップ相場は強含んでいくことが予想される。

 

 

金建値の推移(グラム当たり円)1年

グラフ

 

 

HDD基板価格の推移(キロ当たり円)1年

グラフ

 

 

ノートパソコン基板の推移(キロ当たり円)1年

グラフ

 

 

 これで、需要が弱ければマーケットも空回りなのだが、国内外で需要は強い。E scrap専業によると
 「国内の非鉄製錬メーカーは全社(基板スクラップを)欲しがっている。JX.DOWA.三菱マテリアル、三井、どこも欲しい。そこに韓国向け(Korean zinc)も参戦しているため、なおひっ迫感は強化されている」という。

 

 韓国KZはもとから基板スクラップは処理していたが、最近は本業の亜鉛が今ひとつだからなのか貴金属含有の少ない鉱石が多くなっているためか、基板処理に力を入れており、特に底品位の基板を日本はじめアジア全域で買っているようだ。低品位とは家電基板クラスのものを指すが電源基板でも躊躇なく買い上げているということなのでKZは基板処理に本腰入れていると見て良いだろう。

 

 コロナショックの影響を受けたといえば、海外からの輸入手当が遅れたことだろう。特に4月、5月は中国除いて全世界的にロックダウンで物流そのものが止まっていた。例えばJXならば東南アジアからの輸入が多いがマレーシアロックダウンの影響は特に大きかったようで、その分、国内回収に尽力。DOWAは米国から輸入が入らず、ヨーロッパまで探し、イタリアでようやく上物を獲得できたようだ。

 

 三菱マテリアルは現在15万トンの基板スクラップ処理を2025年には20万トンまで増強する計画(直島と小名浜合計で)がある。JXも日立での処理を年間4万トン近くまで増処理する計画。

 

 国内では小型家電も含めて基板スクラップはあますことなく回収されても、やはり輸入市場は現在の水準で続いていくことだろう。

 

 金相場高がこの基板スクラップ市場の成長エンジンとなり、かつ世界的なSDGs.ESG投資、グリーンファイナンスとあらゆる環境投資面からも基板スクラップはウェルカムという御時世でもあるため、やはり基板スクラップ市場は活況が続いていくことだろう。

 

→(関連記事)2020年5月 E-SCRAP輸入統計分析 数量・金額ともに前月より減少

 

 

(IRuniverse)

 

 

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