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日揮-DDR型ゼオライト膜を用いたCO2分離・回収技術の開発でグリーン・サステイナブル ケミストリー賞 「奨励賞」を受賞

 

 日揮ホールディングスは6月9日、海外EPC事業会社である日揮グローバルと日本ガイシが共同で進めている「DDR型ゼオライト膜を用いたCO2分離・回収技術」で公益社団法人新化学技術推進協会から第20回グリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)賞の奨励賞を受賞したと発表した。(写真はDDR型ゼオライト膜、日揮のニュースリリースから引用)

 

 日揮グループと日本ガイシが開発した「DDR型ゼオライト膜を用いたCO2分離・回収技術」は、従来の化学吸着法や高分子膜法などと比較し、より効率的かつ経済的に二酸化炭素(CO2)を分離・回収することが可能となる技術で、商業化に向け、現在CO2の地中隔離と同時に原油を増産するCO2-EOR(CO2による石油増進回収法)への活用などを目指し、米テキサス州の油田で原油生産時の随伴ガスからのCO2分離・回収の実証試験に取り組んでいる。

 

 日本ガイシが開発したDDR型ゼオライト膜は、世界最大級のセラミック製CO2分離膜であり、従来の膜分離技術では対応できない高圧かつ高CO2濃度といった過酷な条件下でも、精密にCO2を分離することが可能だ。1本当たりの膜面積が大きく、耐久性にも優れることから低コスト化も可能であるなど特性が評価されたようだ。DDR型ゼオライト膜は原油のほか、天然ガス精製時のCO2除去にも使用される予定という。

 

(IRuniverse)

 

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