JX金属 Pangaea Ventures Impact Fund, LPへ出資
JX金属株式会社(社長:村山 誠一)は、Pangaea Ventures(代表:Chris Erickson,)が運営するベンチャーキャピタルファンド「Pangaea Ventures Impact Fund, LP」(以下「本ファンド」) に有限責任組合員(Limited Partner)として出資したことを16日に発表した。
Pangaea社はカナダ・アメリカに拠点を置き、特に先端素材やハードテック(※1)の分野において20年以上の投資実績のある、世界的に有力なベンチャーキャピタルである。本ファンドは、革新的技術を有するスタートアップ企業への投資を通じて脱炭素、気候変動、水資源などの社会課題の解決に貢献することを目的に設立されている。
JX金属は「2040年JX金属グループ長期ビジョン」におき、技術立脚型の新規事業を不断に創出するために、「共創型」の開発をパートナーと進めていく方針を掲げていた。方針のもと、国内外問わず、様々な先端素材系スタートアップ企業との協業を推進している(※2)。また、取り組みの裾野をさらに広げるべく、ベンチャーキャピタルファンドへの出資も行っている(※3)。今般、グローバルでのスタートアップ企業とのネットワーク強化を目的に、海外のベンチャーキャピタルファンドへの出資検討を行った。その中でもPangaea Venturesは、北米地区の先端素材系およびハードテック系スタートアップに関する優れたネットワークを持ち、本邦を含む各国の大手素材事業者などとの連携実績も豊富。さらに本ファンドにおいては、素材を通して社会課題の解決を目指す姿勢が当社の志向する姿と合致したことから、この度出資を決定した。出資を通じ、優れた技術を有する北米スタートアップ企業との協業へと繋ぐ。さらにはこれら取り組みを重ね、北米におけるオープンイノベーションや新規事業開発の推進を加速する。
Pangaea社ホームページ:https://www.pangaeaventures.com/
※1 AI・IoT等のデジタル技術と機械開発・材料設計・バイオ等のハードウェア技術の両方を含む、事業化が難しく技術革新が必要とされる領域。
※2 JX金属のスタートアップ企業への出資実績は以下となる。
※3 詳細は2022年3月25日付プレスリリース「ベンチャーキャピタルファンド『みらい創造二号投資事業有限責任組合』への出資について」。なおこれに加え、JX金属では、JMTCキャピタル合同会社が運営する「JMTCキャピタル1号投資事業有限責任組合」への出資も行っている。
(IRuniverse/MIRU com)
関連記事
- 2025/05/07 銅管輸入Report#15 2018年以来の多い輸入量 タイとベトナムからの輸入堅調
- 2025/05/07 米中貿易協議開始期待やドル安でLME銅相場続伸、スタート銅建値は40円引き上げの1,420円に、亜鉛もUP
- 2025/05/07 青銅条輸出レポート#31 輸出伸び悩む中 中国向け減少 タイ向け増加
- 2025/05/07 第5回サーキュラーエコノミーシンポジウム〜パネルディスカッション
- 2025/05/04 LME Weekly 2025年4月28日-5月2日 米自動車関税一部緩和も弱気中国PMIでCu反落、Al,Niは上昇
- 2025/05/02 銅板輸出Report #67 トランプ関税発動前の駆け込みか 米国向け輸出増加
- 2025/05/02 銅条輸出Report#55 2025年に入って輸出急回復 本物かどうか
- 2025/05/02 銅鉱石輸入Report#36 2025年年初ペルーとパプアニューギニアからの輸入量増加
- 2025/05/02 精製銅輸出Report #69 2025年3月輸出量7万トン超え インド向け一転増加
- 2025/05/02 2025年4月LME銅相場&国内銅建値の推移 序盤の相互関税と報復による急落を取り戻せず、4カ月ぶり大幅反落