パナソニック四維、中国太平洋保険、三井住友海上中国、光華科技がLibのCE構築協定締結
パナソニック ホールディングス株式会社と北京四維図新科技股份有限公司の共同出資による合弁会社であるパナソニック四維モビリティテクノロジーサービス北京有限公司(以下、松下四維)は、中国太平洋財産保険株式会社深圳分公司(以下、中国太平洋保険)、三井住友海上火災保険(中国)有限公司(以下、三井住友海上中国)、広東光華科技股份有限公司(以下、光華科技)の4社で、2022年11月7日、第五回中国国際輸入博覧会にて、新エネルギー車用電池のリユース・リサイクルなどを促し、電池のサーキュラーエコノミー構築に向けた協力協定を締結した。
松下四維は電池分析クラウドサービスBetteRRRyによって、電池データに基づいた電池状態の可視化を行っており、本協定においては、中古電池の残価査定や最適な保険サービスの提供をサポートする。
EVを含む新エネルギー車の普及に伴い新エネルギー車用電池の流通が加速している。それに伴い、一定期間利用され劣化が進んだ中古電池を効率的に再利用していくことが課題となっている。一方で、中古電池の劣化度測定には専用機材を必要とし、莫大な工数とコストを要するため、手軽に素早く残価価値を把握することが求められている。また、中古電池をリユースして提供する際、ユーザーが安心して利用できる仕組みづくりも課題となっている。
パナソニックグループでは、これまで電池の製造を手掛けてきた。松下四維では、その電池の知見も活用しながら、中国市場において新エネルギー車の生涯価値の最大化に向け、製造・一次利用・二次利用からリサイクルに至るまで様々なパートナーと連携してバリューチェーン構築を目指している。
今回、松下四維は、約30年にわたるリチウムイオン電池開発での知見と独自のAI技術を用いた電池分析クラウドサービスBetteRRRyを提供することで、電池データから劣化状態をリアルタイムで可視化し、電池リユース時の用途やリサイクル処理タイミングなどの判断をサポートする。また、リユース電池の利用を促す保険サービスの提供をサポートする。
■電池分析クラウドサービスBetteRRRyについて
パナソニックグループが約30年のリチウムイオン電池開発で蓄積してきた知見と独自のAI技術を応用して開発した電池分析クラウドサービス。松下四維では、電池状態の正確な把握によって製造、一次利用から二次利用、電池リサイクルに至るまでバッテリーのエコシステムを様々な企業とともに構築し、新エネルギー車の生涯価値最大化を目指している。
(出典;パナソニックHD)
(IR universe rs)
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