JFEスチール 米・California Steel Industries社で溶融亜鉛めっき鋼板製造設備新設
JFEスチールとNucor Corporation(CEO:Leon J. Topalian、以下「Nucor社」)が出資する米国の鉄鋼メーカーCalifornia Steel Industries社(社長:Zach Moon、以下「CSI社」)は、新たに米国西部の建材マーケット向けにNo.3溶融亜鉛めっき鋼板製造設備(Continuous Galvanizing Line:CGL)を建設することを決定した。本件における投資額は約370百万ドルで、両株主からの資本投入は想定していない。規制当局の承認後30ヶ月の建設期間を経て2025年を目途に生産開始を予定している。
同社は1984年からCSI社へ出資し、米国西部の建材マーケットにおいて高いプレゼンスを示してきた。2022年にはNucor社が新たな合弁パートナーおなったた。Nucor社とはメキシコ・NUCOR-JFE STEEL MEXICO社(CEO:平林 哲)を2016年に共同で設立するなど、多方面でパートナーシップを深めておいる。。
米国西部における建材需要は底堅く、特にニーズの高い高品質・高付加価値製品の需要拡大に新CGLを通じて応えていく。今後もNucor社との強固なパートナーシップのもと、CSI社の事業拡大を通じ、安定供給・供給拡大に努めていく。
【CSI社の概要】
会社名:California Steel Industries, Inc.設立:1984年所在地:カリフォルニア州フォンタナ市社長:Zach Moon資本金:40百万USドル売上高:2,073百万USドル(2021年)出資比率:Nucor51% JFEスチール49%事業内容:鉄鋼製品の製造、販売現状設備(能力):熱間圧延設備 (200万st/年)
冷間圧延設備 (120万st/年)
溶融亜鉛めっき鋼板製造設備 (2基 45万st/年、32.5万st/年)
電縫管製造設備 (40万st/年 )
【No.3溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備の概要】
製造品種:溶融亜鉛鍍金鋼板(主に建材向け)生産能力:40万st/年稼働年:2025年予定投資金額:約370百万ドル
(*)1ショートトン(st)は0.9072メトリックトン
(IR universe rr)
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