D-HOLDINGSグループ メガワット級廃食用油発電所「D-POWER津発電所」竣工式開催
再生可能エネルギーの発電事業を手掛けるD-HOLDINGS株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山岡 照幸)は、持続可能な開発目標(SDGs)が目指している脱炭素化社会を実現する取り組みの一環として、100%子会社のD-POWER株式会社が、廃食用油対応発電所「D-POWER津発電所」を三重県津市に開業、2月26日に竣工し、同発電所にて竣工式を執り行った。
https://www.youtube.com/watch?v=O1EqbQuF_bU
天然資源の消費を抑制し、環境への負担を軽減するこの取組みは、自然エネルギー等による発電、電気の供給及び販売等を行う同社にとって初の事業となる。
「D-POWER津発電所」は供給電力1,920kW、3,600世帯への安定供給が可能なメガワット級の廃食用油バイオマス発電所。同廃食用油バイオマス発電所は、太陽光発電や風力発電のような変動性発電設備と異なり、気象条件に左右される心配がない。
D-HOLDINGS株式会社代表取締役社長、山岡は本事業について以下のコメントを発表。
<D-HOLDINGS株式会社代表取締役社長:山岡 照幸>
安定的な再生可能エネルギーを欲しいという社会の要望に答える発電所を建設できて嬉しく存じます。これからも再生可能エネルギーの先進企業としてお客様のニーズに答えるべく事業拡大をすすめ、ビジョンである「多くの幸せをつくり、多くの人に感動と豊かさを届ける。」を実現しながら地球環境にも微力ながら貢献して参りたいと思います。
●廃食用油バイオマス発電とは
脱炭素化社会において、地域のレストランやスーパーなどの事業所から廃棄油を回収し、地産地消循環型の電力として世界中が注目する安定的な発電システム。しかしながら、日本国内の廃食用油の12%は海外に輸出され、その中の大半はBDF(バイオディーゼルフューエル)として利用されているが、輸出時にCo2を排出するため、本来は地産地消で日本の資源として利用するべき。廃食用油バイオマス発電所「D-POWER津発電所」の運用は、地産地消循環型の電力安定供給の実現と脱炭素化社会への貢献を可能にする。さらに、産業廃棄物の二次利用によって循環型経済社会をも実現し、電力問題とゴミ問題の課題解決に貢献する。
●D-POWER津発電所について
約1,860㎡の敷地面積にディーゼル発電機を設置。最大で年間2,500tの廃食用油を消費する。万が一、緊急災害時に発電所が非常停止した場合にも、24時間体制で迅速に再稼働し、電力供給を継続する点は再生エネルギーによる発電所とは異なる大きなメリット。また、電線断線等の破損発生時においては、発電所内に設置している非常用発電機を避難先に転送、直ちに送電を行うことが可能だ。この電力は、地域の防災センターや避難場所等での緊急電源としても利用できる。
●D-HOLDINGSグループの今後の展開について
D-HOLDINGSグループでは、「D-POWER津発電所」を皮切りに、2024年1月稼働予定の「D-POWER米原発電所」、「D-POWER関発電所」と継続的に廃食油バイオマス発電所を全国に建設し、日本における再生可能エネルギーの供給拡大に貢献していく。またFIP制度を活用し、企業への相対取引による売電を進め、各企業の再生可能エネルギー比率向上に取り組んでいく。
●当廃食用油発電所の設計・施工について
「D-POWER津発電所」の設計および施工は、二次資源(リサイクル資源)であるバイオマス由来の廃食用油を利用した発電施設を設計・開発および発電事業を組成し、クリーンなエネルギーを供給することで、世界を実現し、地産地消ビジネスによる循環型社会を目指し電力の安定供給や緊急時対策に努めることで社会貢献を目指している、二次資源ホールディングス株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:廣⽥ 耕一)が担う。
また地域で排出された廃食用油を収集し精製するサポートは、再生可能エネルギー事業・産業機器・発電機などの生産者を支える商材を取り扱う商社という枠組みにとらわれることなく、新たな技術や価値を創造する事業を行う、都市油田商事株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:大木 雅史)が担う。
■会社概要
D-HOLDINGS株式会社
代表取締役社⻑:山岡 照幸
設立:2018年5月28日
所在地:東京都港区新橋1-12-9新橋プレイス7階
事 業 内 容:自然エネルギー等による発電、電気の供給及び販売等
https://www.d-holdings.co.jp/
D-POWER株式会社
代表取締役社⻑:山岡 照幸
設立:2018年6月20日
所在地:東京都港区新橋1-12-9新橋プレイス7階
事 業 内 容:D-POWER津発電所の所有・運営等
二次資源ホールディングス株式会社
代表取締役社⻑:廣⽥ 耕一
設 立:2022年2月25日
事 業 内 容 :二次(リサイクル)資源による、発電所の販売及び保守・メンテナンス
所在地:大阪市中央区瓦町4-3-7 VORT御堂筋本町503号
https://srhd.jp
都市油田商事株式会社
代表取締役社⻑:大木 雅史
設 立: 2022年7月8日
事 業 内 容 :二次(リサイクル)資源による、オイル販売・省エネ機器の販売
所在地:大阪市中央区瓦町4-3-7 VORT御堂筋本町502号
https://cof.jp
(IR universe rr)
関連記事
- 2024/12/03 非認定全部利用のELVは何処へ? 熊本大学 外川健一
- 2024/12/03 脱炭素の部屋#196 水素に集まる注目
- 2024/12/02 林地残材の活用促進でバイオマス発電の事業継続を―経産省小委員会
- 2024/12/02 出光 廃潤滑油のマテリアルR実現に向けプロセス構築と検証を開始
- 2024/12/02 要興業(6566)25/3H1WEB説明会メモ、ややポジティブ継続
- 2024/12/02 大栄環境(9336)25/3H1WEB説明会 ややポジティブ継続
- 2024/12/02 元鉄鋼マンのつぶやき#71 企業倒産とパンドラの箱
- 2024/12/01 最近の一般炭と原料炭の価格推移(11/29)
- 2024/11/29 屋根設置型太陽光発電に導入支援策検討、国民負担増に懸念もー経産省小委員会
- 2024/11/29 国際粉体展のユニーク空気駆動機器・エクセン社・中央理化・Metso Japan