浜田の再生エネルギーを利用した作業所仮設事務所への中古太陽光パネル設置事例
~大成建設様 福岡空港内作業所~
「環境ソリューション企業のファーストコールカンパニー」を目指す株式会社浜田(本社:大阪府高槻市真上町2丁目2番30号 代表取締役 濵田 篤介)は太陽光パネルのリユース<中古買取・販売>、リサイクル<産業廃棄物処理>事業(以下、太陽光2R事業)の一環として大成建設株式会社(本社:東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 新宿センタービル)の福岡空港事務所新庁舎・管制塔新築工事(福岡県福岡市博多区)作業所仮設事務所の屋根面に使用済み中古太陽光パネルを設置した。リユースパネルの活用により再生エネルギー導入費用の削減と作業所のZEB認定取得のための一部として活用された。
写真:屋上設置 写真
1.リユースパネルを活用した効果
リユースパネルを設置した当作業所では2022年9月から2024年10月の期間に福岡空港関連施設工事のために作業所仮設事務所を設けており、環境負荷低減を目指したZEB認定を取得するために省エネ効果の高い各種電気機器類や建材と再生エネルギーの導入検討を行う中で、約20年の寿命がある太陽光パネルに関して長期利用を目的としないことから、浜田が販売しているリユースパネルを活用することで導入費用の削減を実現することができた。
また、同作業所が閉設をする際に設置した太陽光パネルが再使用可能かを浜田が検査することにより、廃棄するのではなく、再度、リユースパネルとして活用することを検討することができ、廃棄物量の削減が可能となる。
2.新品とリユースパネルの比較
概略図に示すように新品とリユースパネルの違いは「導入コスト」、「環境貢献(CO2排出量)、「発電量」の3点となり、大規模発電所のように発電量の確保が必要な場合には発電能力の高い新品太陽光パネルの導入がベター。
対して、リユースパネルは旧式かつ経年劣化による影響で新品より設置面積当たりの発電量が劣ることがデメリットだが、安価に導入ができ、製造時のCO2排出量が削減できる環境貢献度の高い商品となることがメリットとなる。
今回の導入事例のように数か月から数年の短期間使用や再生エネルギー活用について導入費用で悩みをもつユーザーの新たな選択肢としてリユースパネルを提供することで、再生エネルギー導入を促進し、カーボンニュートラル社会実現を目指していくという。
概略図:新品・中古比較イメージ
3.同社の太陽光2R事業の展望
同社では、関東・関西・九州で事業展開することにより、全国を網羅した太陽光2R事業を推進し、将来、大量廃棄が予想される太陽光パネルについてリユースパネルの有用な活用方法を提案することにより、安心して活用できるリユースパネルの市場構築を目指す。
また、リユースパネルの多くは海外へ輸出されているが、国内で有効活用される市場を構築することで、最終的に寿命を迎えた太陽光パネルを国内で適正処理することができる。国内での資源循環を目指すと共に、海外での不法投棄による環境汚染リスク低減と資源循環の促進等を提案していく。
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/06/16 豪Livium社 レアアースリサイクル推進へ 複数の抽出技術開発企業と協議中
- 2025/06/16 環境大臣政務官が、自動車リサイクルの最前線リバー川島・ELV川島事業所を視察
- 2025/06/13 DOWA子会社が村田製作所からサプライヤー表彰を受賞―リサイクル金属の循環スキームを共同構築
- 2025/06/13 環境省 中環審の脱炭素型資源循環システム構築小委員会開催〜高度化法概要について
- 2025/06/13 トクヤマ他 使用済太陽光パネル資源循環推進・北海道コンソーシアム設立
- 2025/06/13 レゾナック、日本製鉄他 排出 CO2 の有効活用によるグリシン製造研究開発が、NEDO 採択
- 2025/06/13 自動車リサイクルサミットⅣ 講演者紹介: Power eee 株式会社 取締役副社長 芋生誠 氏
- 2025/06/12 エンビプロHD、新社長に佐野文勝副社長が就任へ
- 2025/06/12 環境省 地産地消型資源循環加速化事業の2次公募(令6補正事業)発表
- 2025/06/12 高成長が期待される製品と関連企業の動向~AIサーバー関連市場(No2)