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A.I.技術の脅威、ヒトの知恵を超えたA.I.の倫理観

 米国サンフランシスコでスタートアップ企業が初めて、対話型人工知能Chat GPTを公表した。

 

 米国で開示されたChatGPTへの反対意見が1,000名もの各界のリーダーから表明されている。その理由は何だろうか?

 

 A.I.と言う言葉は筆者が現役であった20年前にも存在していた。この研究をしていたのは、原子力分野の技術者が数名であった。しかしその当時A.I.技術は人の思考をコンピューター言語化する技術で人の能力をコンピューターへ教え込んだプログラムであった。

 

 A.I.のゴッドファーザーと言われているDr. Geoffrey Hamilton氏がトロント大学で2名の卒業生の3名で2012年から研究を開始した。ハミルトン氏の開発した技術は、数学による解析技術で、例えば数多くの写真データを解析する技術で、人の知識の言語化など20年前の技術から大きくシステムが変化した。その当時の卒業生の一人がグーグルのAI開発のイリヤ・サッキバー氏である。

 

 今から30年前に出現したウエブ・ブラウザーのシステムでもA.I.技術が使われ重要な技術的な発展の契機となった。同時にこの技術開発に米国国防省も関与してきた様である。

 

 A.I.技術が大きく発展したのは、今から5年前に比べて100倍以上も能力が向上した結果、既に人間が考えられる能力の領域を超えた事と、関係している様である。A.I.開発のゴッドファーザーと目されたハミルトン博士は既にグーグルを退職し米国内の反対意見に賛同した。

 

 

 昔見た映画でコンピューターが人間に行動を命令すると言うシーンがあったが、それを虚像と考えていた。しかし今ヒトはAIの先生から学ぶ事を気付かないまま妄信する危険性がある。

 

 東大の斎藤浩平先生は、ヒトの持つ倫理観をAIが歪めても気付かないで行動する危険性を最近NHKラジオR1で指摘した。しかし日本のリーダーはAI開発の危険性を認識しないままサム・アルトマン氏と面談し日本でAI開発を促進する事に同意した可能性がある。

 

 参考:The New York Times of May3, 2023

 

 

(IRuniverse katagiri)

 

 

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