サニックス 産業廃棄物から化石燃料の代替品
2023/05/25 17:18 FREE
2023年5月24から開催の環境展で注目したのは、株式会社エコ・マテリアル(本社:群馬県高崎市)のスクラップ廃材を利用し、インゴット化する技術だ。
2023年5月24日から開催の環境展で注目したのは、株式会社サニックス(本社:福岡県)の再生燃料から製造した、環境にやさしい再生燃料の「再生油Bio(バイオ)」である。
再生油Bioの素となる有機廃液は主に食品製造工場や飲食店から発生する。
この有機廃液を福岡県北九州市にある廃液処理施設のひびき工場に集め、油分のみを分離回収することで、化石燃料の代替品として利用可能な再生燃料が製造される。
年間受け入れ廃液量は約75,000t/年で、有機廃液の処理は20年以上の実績だ。
近年ではこの再生油Bioの価格も開発当初より3~4倍に上がってきているという。
再生油Bioは産業廃棄物の削減と再資源化の両方を実現しており、脱炭素社会の実現に向けて環境保全に貢献できる商品であり、今後の展開にも注目していきたい。
(IR universe rk)
関連記事
- 2025/07/03 揺れる非鉄金属スクラップ問屋経営のいま6 持ちつ持たれつの日中問屋関係ー国内資源循環に貢献する中華系
- 2025/07/03 環境省 自動車向け再生プラを産官学でWG1(Car to Car/リサイクル設計/価値訴求)開催
- 2025/07/03 鉄鋼・非鉄関連会社の決算発表予日定一覧 :いつもより1週間程度早い
- 2025/07/03 脱石炭時代で再び盛り上がるタイヤチップ市場にひそむ課題
- 2025/07/03 ENEOSと三菱ケミカル プラ油化に向けケミカルリサイクル設備竣工
- 2025/07/02 三井化学 「廃プラスチック分解油の精製技術開発」がNEDOの実用化開発プログラムに採択
- 2025/07/02 世界の洋上風力発電は83GWを超え過去最高 建設中は48GW 中国が50%占める
- 2025/07/02 電通総研 自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センターの業務支援事業者認証取得
- 2025/07/02 米ReMA、紙コップの混合回収受け入れを正式追加 ISRI規格を更新
- 2025/07/02 鉄鋼・非鉄関連会社の決算発表予日定一覧 :発表時間を追加