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トルコ 景気低迷で鉄鋼生産も不振 スクラップ価格も続落中

 景気低迷、需要不振、資金繰り難にあえいでいるトルコは電炉の停産も検討しているという。

 伴ってトルコが輸入する鉄スクラップ価格も急落。

 6月初めにトン当たり390ドル(HMS 1&2、CFR)であった鉄スクラップの輸入価格が7月25日にはトン当たり350ドルと40ドルもの下落をみている。実勢では340ドル前後。ただ、8月は夏季休業のメンテナンスシーズンでもあり、スクラップの需要が落ちれば、スクラップの供給も減ることで、一層の下落は免れるのではないかとの見方もある。

 

(トルコの輸入鉄スクラップ価格の推移 HMS CFRTurkey $/ton)

 

 現在のトルコの鉄筋の輸出価格はトン当たり560ドル(FOB)である。これで鉄筋と鉄スクラップ価格のスプレッドがトン当たり210ドル程度になった。これはこの2年間の最低である。

 

 一方、ヨーロッパの鉄スクラップ業界はトルコの鉄スクラップ価格が底であると見ている。足元ではヨーロッパの市場価格が上昇しているためである。夏休みでスクラップサプライヤーの稼働が落ちていることも一因。

 

 

(IRUNIVERSE/MIRUcom)

 

 

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