新着情報

2024/05/13   黒崎播磨:24/3...
2024/05/13   品川リフラクトリー...
2024/05/13   東京製綱:24/3...
2024/05/13   SWCC:24/3...
2024/05/13   古河機械金属:24...
2024/05/13   鉛バッテリースクラ...
2024/05/13   2024年3月 鉄...
2024/05/13   大阪チタニウム:2...
2024/05/13   村田製作所:使用済...
2024/05/13   住友電工:ハードメ...
2024/05/13   銅先物、1万ドルで...
2024/05/13   中山製鋼所:24/...
2024/05/13   中山製鋼所:24/...
2024/05/13   法的制度設計の変更...
2024/05/13   貴金属PGM市場近...
2024/05/13   出光 e-メタノー...
2024/05/13   兼松ソリューション...
2024/05/13   西側航空宇宙、ロシ...
2024/05/13   カドミウム輸出Re...
2024/05/13   チタン鉱石輸入Re...

週刊バッテリートピックス 「燃料搭載船ガイドライン」「北欧電池がカナダに工場」など

 2023年9月25日-10月1日のバッテリー業界では、安全性やリサイクルを意識した話題が目立った。まず安全性を巡っては、日本海事協会が燃料手団地の搭載船についてのガイドラインを出した。また、三菱自動車と日立製作所は、使用済みの電気自動車(EV)電池の再利用について共同実証を始めた。海外では北欧の国策電池会社の投資案件が注目された。

 

<国内>

●日本海事協会、燃料電池搭載船のガイドラインの第2番を発行

 一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は9月29日、ホームページ上で「燃料電池搭載船ガイドライン(第2版)」を発行したと発表した。船舶における燃料電池の活用機会の拡大に向け、燃料電池搭載船の設計および燃料電池発電システムに関わる安全要件などを取りまとめた。

  燃料電池搭載船を巡っては、7月に日本の正栄汽船のEV搭載船がオランダ沖で炎上し、乗務員1人が死亡する事故が起きたばかり。

 

プレスリリース: トピックス | ClassNK

 

●FDK、ニッケル水素電池の生産数が累計50億個に

 FDKは9月28日、同社ホームページ上で、9月にニッケル水素電池を生産する高崎工場(群馬県高崎市)での累計生産数が50億個を達成したと発表した。同社は民生用ニッケル水素電池の世界シェアで首位。

 

関連記事: FDK:ニッケル水素電池生産工場 累計生産数50億個達成 | MIRU (iru-miru.com)

 

●三菱自と日立、使用済みLIBを活用した給電で共同実証

 三菱自動車と日立製作所は9月25日、それぞれの会社ホームページ上で、EVの使用済みリチウムイオン電池(リユースバッテリ)と可動式蓄電池を活用した給電の共同実証を始めたと発表した。広域災害時のなどにおける停電を想定して、可動式蓄電池からの給電で、エレベーターを駆動する。

 

関連記事: 三菱自 日立 使用済みLIBと蓄電池を活用した給電の共同実証を開始――エレベーター駆動目指す | MIRU (iru-miru.com)

 

●住友金属鉱山、カナダの正極材企業に出資

 住友金属鉱山は9月25日、リチウムイオン二次電池材料(正極材)の製造技術を開発するNano One Materials Corporation(カナダ・ブリティッ シュコロンビア州、Nano One)に出資し、電気自動車(EV)などに向けた電池正極材の製造技術の共同開発をはじめとする協業活動の実施に合意したと発表した。

 出資額は約1,690万カナダドル(約19億円)で、出資後のNano Oneの発行済み株時における持ち株比率は5%。住友金属鉱山が電池材料企業に出資するのは初めて。

 

関連記事: 住友金属鉱山:電池正極材製造技術開発の Nano One 社に出資 電気自動車向け電池材料の製造技術を共同開発 | MIRU (iru-miru.com)

 

<海外>

●スウェーデン電池のノースボルト、カナダに工場建設へ

 スウェーデンの電池スタートアップであるノースボルトは9月28日、自社ホームページ上で、カナダのケベック州にバッテリー工場を建設すると発表した。52億ドルを投じ6工場を建設。2026年の第一工場の稼働を目指す。

 

 

 ノースボルトは米テスラの元幹部が創業し、独フォルクスワーゲン(VW)や独BMWが出資する欧州の国策電池企業。欧州の自動車大手は現在、韓国のLG化学や中国の寧徳時代新能源科技(CATL)など主に中韓勢から電池を調達しており、ノースボルトには、過度なアジア依存からの脱却を期待する声が強い。

 同社は現在、スウェーデンやドイツに工場を持つが、欧州以外での工場建設は今回が初めてとなる。カナダ側にとっても最大規模の投資案件。米インフレ抑制策(IRA)規制もクリアできるとみられている。

 

●米フォード、中国CATL関与のLFP工場の建設中止

 米フォード・モーターが、米ミシガン州で計画していたリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリー工場の建設を中止したことが分かった。ロイター通信などの外電が9月26日までに伝えた。同工場には世界最大の車載向けバッテリーメーカーである寧徳時代新能源科技(CATL)が協力する予定だった。

関連記事: 米フォード、中国CATLとのLFP工場の建設中止 労使が影響か、外電報道 | MIRU (iru-miru.com)

 

●韓国LG化学と中国華友コバルト、LFPで提携強化 モロッコとインドネシアに工場

 韓国のLG化学は9月24日、自社ホームページ上で、中国の浙江華友コバルト業とリン酸鉄リチウム(LFP)カソード事業での提携を強化すると発表した。両社共同でモロッコに正極材工場とリチウム変換工場を、インドネシアでは高圧酸浸出(HPAL)プラントとプリカーサー工場をそれぞれ建設し、カソードサプライチェーンの垂直統合を目指す。

 

関連記事: LG化学と華友コバルト、LFPで提携強化 モロッコに工場、「迂回」で米進出へ | MIRU (iru-miru.com)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る