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ヴァ―レ、インドネシア子会社の株式14%を売却へ 外資規制に則り持ち株比率引き下げ

 ロイター通信などの外電は11月10日、インドネシアのアリフィン・タスリフ ・エネルギー鉱物資源大臣が「ブラジル資源大手のヴァ―レが、ヴァ―レ・インドネシア(PTVI)の発行済み株式のうち14%を売却する」と明かしたと伝えた。

 

 インドネシアでは外資企業に対し、一定期間の創業後は持ち株の51%を同国の投資家に売却することを義務付けている。PTVIのインドネシアでの操業認可は2025年に期限を迎えるため、ヴァ―レは延長を申し出ているが、インドネシア政府は延長の条件として、この現法の外資の持ち株比率引き下げを要求していた。

 報道によれば、タスリフ大臣はPTVIの株式売却について、「特別価格」が設定され、2023年内にも売却されるとの見通しを示した。一方で「もし3年以内に売却が実現しなければ、操業延長も認可しない」との姿勢も示したという。

 

 

 PTVIはヴァ―レとインドネシア政府が共同運営するニッケル採掘企業。持ち株比率はヴァ―レ・トロントが43%、PTインドネシア・アサハン・アルミニウムが20%で、住友金属鉱山も15%を保有する第3位株主だ。住友金属鉱山は今回の2025年の創業認可期限を見据え、既に2020年にPTVI株を一部売却して持ち株比率を引き下げていた。

 

 ヴァ―レは主力の鉄鉱石事業の不振が目立つ中、電気自動車(EV)向けなどが見込まれるPTVI注力しており、9月には100億ドルの追加投資を計画しているとも伝わった。操業認可の延長は是が非でも必要と考えているとみられる。

 ヴァ―レを巡っては最近、本拠地ブラジルでの大型港建設の話題も注目されている。

 

関連記事: ヴァーレ社とアス港、グリーン・スチール生産のメガハブ開発へ | MIRU (iru-miru.com)

関連記事:ブラジル・ヴァ―レ、インドネシアのニッケル生産に100億ドルを追加投資か EV需要見据え | MIRU (iru-miru.com)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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