環境負荷を低減した飲料缶蓋を共同開発――UACJと東洋製罐
2023/12/05 22:22 FREE
UACJはこのほど、東洋製罐グループホールディングスの東洋製罐と共同で、製造工程で発生する温室効果ガス(GHG)を約4割削減した飲料缶用の蓋「EcoEnd」を開発したと発表した。リサイクル原料の使用量を大幅に引き上げることにより、GHG排出量を削減したという。
飲料缶用の蓋には材料の加工性や強度など一定の品質を確保するために多くの新地金が使用されているが、UACJの材料製造技術と東洋製罐の蓋成形技術を組み合わせることにより、新地金の使用量を減らしても、現行と同等の品質性能をもたせることが可能な蓋を開発できたとしている。蓋の厚みに変更がないため、飲料充填後に蓋を取り付ける設備の変更も不要という。
(IRuniverse G・Mochizuki)
関連記事
- 2025/06/17 脱炭素の部屋#223 CO2排出量と環境貢献度を可視化すると
- 2025/06/16 2025年1-3月インドのアルミスクラップ輸出入概況 輸入は前年比21%増へ
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/16 アルミ合金&スクラップ市場近況2025#11 製品に下げ渋り気配、スクラップ高で調整色薄まる
- 2025/06/16 元鉄鋼マンのつぶやき#118 「サンチョウサカタ」
- 2025/06/16 豪Livium社 レアアースリサイクル推進へ 複数の抽出技術開発企業と協議中
- 2025/06/16 環境大臣政務官が、自動車リサイクルの最前線リバー川島・ELV川島事業所を視察
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)