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週刊バッテリートピックス 「ホンダとGM北米で電池生産」「三井金属が追加投資」など

 2024年1月21日~1月27日のバッテリー業界では、ホンダとGMの燃料電池生産開始など、北米での電気自動車(EV)向け電池事業の広がりが話題になった。日立製作所の農機向け電池事業や三井金属の電池事業への追加同士が注目され、リチウム空気電池など新たな材料を用いた電池の開発も耳目を集めた。

 

<国内>

●ホンダとGM、米国で燃料電池システムの生産開始

  ホンダは1月25日、自社ホームページ上で、ゼネラルモーターズ(GM)との合弁会社であるFuel Cell System Manufacturing, LLC(FCSM)が、両社が共同開発した燃料電池システムの生産を開始したと発表した。製品は2024年内にホンダが発売を予定している新型燃料電池自動車(FCEV)に搭載される。

 北米での電気自動車(EV)普及を見据え、日系各社は北米EV関連事業の拡大を急ぐ。本田のほか、コマツもGMと提携。トヨタも北米子会社への投資を増やしている。

 

プレスリリース: Honda | Hondaとゼネラルモーターズ(GM)の合弁会社 Fuel Cell System Manufacturing, LLCにおいて燃料電池システムの生産を開始 (global.honda)

関連記事: コマツ、GMと鉱山ダンプの水素燃料電池を共同開発へ 建機向け電池導入に急ピッチ | MIRU (iru-miru.com)

関連記事: 豊田通商:米国における車載用電池工場へ約3.7億米ドルを追加投資 | MIRU (iru-miru.com)

 

●日立、北海道で農機向けバッテリーの再生エネルギー実証実験

 

(岩三沢市ホームページより)

 

 日立製作所は1月25日、自社ホームページ上で、北海道岩見沢市、井関農機株式会社とともに、バッテリー循環による再生可能エネルギーの地産地消に向けた実証試験を開始したと発表した。

 井関農機が提供する電動農機に、日立が開発した可搬バッテリーを搭載することで、再生可能エネルギーの利用につなげる。農繁期の農業活用に加え、農閑期にはバッテリーを着脱してナノグリッドや電気機器に活用できる。

 

 

プレスリリース: 日立、岩見沢市、井関農機がバッテリ循環によるエネルギーの地産地消に向けた実証試験を開始:2024年1月25日 (hitachi.co.jp)

 

●三井金属、全固体電池向け固体電解質向け設備に追加投資へ 

 三井金属は1月26日、自社ホームページ上で、全固体電池向け固体電解質 「A-SOLiD 」の量産試験用設備に向け、追加投資を行うと発表した。既に一度目の追加投資で設備の処理能力は現状から倍増しているが、一段の追加投資により能力は現状の三倍まで拡大する。

 

関連記事:三井金属:全固体電池向け固体電解質量産試験用設備の第2次生産能力増強投資を決定 | MIRU (iru-miru.com)

 

●東京ビックサイトで電池各社出展の展示会が続々

 再生可能エネルギー協議会は、1月22日~30日まで「」を開催している。1月31日~2月2日までは東京ビッグサイト(東京都江東区)で「第18回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」を開催する。

 

ホームページ: 第18回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム | エネルギーイノベーション総合展とRE12分野の最新研究・技術発表フォーラム【フォーラム 2024年1月22日(月)~30日(火)、展示会 1月31日(水)~2月2日(金)東京ビッグサイト】 (jcreevent.org)

 

 東京ビックサイトでは、2月28日-3月1日まで、春の「スマートエネルギーウイーク」も開催予定だ。いずれも水素電池や燃料電池の関連会社の出展がある。

 

ホームページ: 【春展】スマートエネルギーWeek (wsew.jp)

 

<海外>

●米アルゴンヌ大などリチウム空気電池の実証実験に成功

 米アルゴンヌ国立研究所と米イリノイ工科大学はリチウムイオン電池の4倍以上の容量を見込めるリチウム空気電池の耐久性を高め、実用水準となる1000回の充放電を達成した。2030年代前半の実用化を目指す。日本経済新聞朝刊が1月26日に伝えた。

 

●独BASF、イタリアの自動車メーカーとEV向け電池のリサイクルで協業

 ドイツ化学大手BASFは1月23日、自社ホームページ上で、イタリアの大型車メーカーIvecoとEV用リチウムイオン電池のリサイクルで提携すると発表した。

 

関連記事:独BASF、イタリアIvecoと事業提携へ | MIRU (iru-miru.com)

プレスリリース(BASF、英語):Iveco Group chooses BASF as first recycling partner for electric vehicle batteries

 

●ユミコア、マイクロソフトとAI使用で契約 EVバッテリーの研究で

 ユミコアは1月18日、自社ホームページ上で、マイクロソフトとEV向けバッテリー材料技術の研究を促進するため、人工知能(AI)の使用契約を締結した。Umicoreは、AIベースのアプローチを適用して、バッテリー科学者が新しいバッテリー材料を開発する支援環境を整える。市場投入までの時間を短縮する。

 

関連記事: Umicore、MicrosoftとAI使用契約を締結――バッテリー材料技術の開発を加速 | MIRU (iru-miru.com)

プレスリリース(英語): Umicore enters AI agreement with Microsoft | Umicore

 

 

(IR UniverseKure)

           

                                            

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