サニックス 持株会社体制へ移行、M&Aなど、事業拡大を視野に
サニックスは、2024年5月15日開催の取締役会において、 持株会社体制へ移行するための準備を開始することを決議したと発表した。
I. 持株会社体制への移行
1. 持株会社体制への移行の背景と目的
同社グループは、 住環境領域、資源循環領域、エネルギー領域の3事業領域において事業を展開しているが、脱炭素社会の実現や循環型経済への移行といった、持続可能な社会の構築が喫緊の課題として重要性を増しているなか、 あらゆる経営環境の変化にも迅速に対応し、 持続的な成長を実現していくため、持株会社体制への移行について準備を開始すると発表した。
持株会社はグループ経営機能に特化し、 グループ戦略の策定及び経営資源の配分の最適化を図るとともに、 事業会社は各事業に専念し、 事業環境の変化や事業特性に応じた柔軟かつスピード感のある事業展開を行うことにより、同社グループの企業価値向上を目指していく。
2.持株会社体制への移行方法
持株会社体制への移行時期は、2025年4月1日を予定。 移行方法は、会計、税務、法務等の観点やその他各種手続き等について精査・検討の上、最適な方法を決定し、当社3事業領域の住環境領域、資源循環領域、エネルギー領域ごとの事業会社に事業承継する予定としている。
(1)住環境領域
会社分割(簡易新設分割) により子会社を新設し、同社の戸建・集合住宅等のトータルメンテナンスに関する事業 (HS事業、 ES事業、 SE事業) を新設会社に承継予定。なお、新設会社の商号は 「株式会社サニックス」を予定。
(2)資源循環領域
2024年5月15日開催の取締役会において、同社環境資源開発事業を会社分割 (簡易吸収分割)による事業承継する予定である連結子会社「株式会社サニックス資源開発グループ」の設立が決議された。 なお、 環境資源開発事業に係る機械設備等の資産については、引き続き同社が保有していくという。
(IR universe rr)
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