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「チタンの基礎・応用に関する教育講座(5)」@日本チタン学会・日本チタン協会共催

日本チタン学会・日本チタン協会産学連携委員会共同主催行事2024年第1回教育講演「チタンの基礎・応用に関する教育講座(5)」(有料)が、2024年6月28日(金)13:00~17:00にオンラインで開催される。

 

特に今回の講座では、力学特性のうち弾性特性、塑性変形特性に焦点をあて、基礎から最近の動向について、2名の講師の先生方によりわかりやすく 解説される。

 

この教育講演は2023年3月末に第1版が発行された「チタンの基礎と応用」(A5版)にそって行われている。

 

「チタンの基礎と応用」については。下記記事で紹介しております。

チタンの基礎・応用に関する教育講座(4)@日本チタン学会・日本チタン協会共催 | MIRU (iru-miru.com)

 

アイアールユニバースは、本教育講座が有料のなった後も、取材枠として聴講を許されており、講演会の概要を紹介する。

 

なお、チタン学会のHPは下記

日本チタン学会 (atlas.jp)

 

また、日本チタン学会 第4回講演大会 11/1 が東北大学で開催予定であり、アイアールユニバースも取材をさせていただく予定である。

前日(10月31日(木))午後には東北大青葉山新キャンパスにある、次世代放射施設(ナノテラス)の見学会も予定されている。

 

【予告】日本チタン学会 第4回講演大会 11/1 @東北大学 / 日本チタン学会 (atlas.jp)

 

この教育講演は、チタンおよびチタン合金に関わる研究者・技術者・学生のみならず、金属材料にご興味のある一般の方をも対象とする教育的講演であり、既に第5回目となる。

今回のご講演は第4章の4.1及び4.2となる。

 

13:10~14:50 【講演1】 チタンおよびチタン合金の弾性特性 (90 分講義、10 分質疑) 大阪大学 大学院工学研究科 教授 多根正和

 

多根教授は「チタンの基礎と応用」の第4章力学特性の4.1弾性特性の執筆をご担当

4.1弾性特性

4.1.1単結晶の男性特性の重要性

4.1.2β相単結晶の弾性特性

4.1.3α相およびω相単結晶の弾性特性

4.1.4微細組織が弾性特性に及ぼす影響の解析

4.1.5結晶配向性及び結晶粒形状を考慮した多結晶弾性率のモデル計算

4.1.6チタン合金における弾性率制御

4.1.7モデル計算の有効性

 

金属材料の弾性特性を理解するには、結晶構造及び組織形態の両側面からのアプローチが不可欠となる。

 

そのため、チタンおよびチタン合金の弾性特性を理解するためには、第一段階として、α相や β相等の各相単相の単結晶弾性率を把握し、次に、それらの単結晶によって構成される多結晶において、構成相の結晶方位関係、多結晶内での結晶配向性および組織形態の影響を理解する必要がある。

 

【講演概要】チタンおよびチタン合金は、α (hcp) 相、β (bcc) 相、六方晶構造の ω 相および α”マルテンサイト 等の様々な結晶構造で構成される微細組織を有しています。本講義では、チタンおよびチタン合金の弾性特性の基礎と評価方法および各種単結晶の弾性特性、結晶配向性や組織形態が弾性特性に及ぼす影響を解析するためのモデル計算手法について説明します。 本講義の構成は以下を予定しています。

 

(1) チタンおよびチタン合金の弾性特性の基礎と評価方法

 

(2) hcp 構造を有する α 型チタンの弾性特性

 

(3) bcc 構造を有する β 型チタン合金の弾性特性

 

(4) 六方晶構造を有する ω 相の弾性特性

 

(5) ω 相の形成が β 型チタン合金の弾性特性に及ぼす影響

 

15:00~16:40 【講演2】 チタンの塑性変形特性 -単結晶研究を基に[1]名古屋工業大学 工学部 教授 萩原幸司

 

萩原教授は「チタンの基礎と応用」の第4章力学特性の4.2塑性変形特性の執筆をご担当

4.1塑性変形特性

4.2.1 hcp構造を有するα-チタン単結晶の塑性変形機構

4.2.1.1 活動すべり系、4.2.1.2 活動双晶系、4.2.1.3 各変形モードの臨界分解剪断応力及び温度依存性、4.2.1.4 添加元素が塑性挙動に与える影響、4.2.1.5 その他の変形機構(超塑性、クリープ変形)

 

4.2.2 bcc構造を有するβ型チタン合金単結晶の塑性変形機構

4.2.2.1 (332)(113)双晶系、4.2.2.2 (101)(111)すべり系

 

4.2.3α+β二相チタン合金んの塑性変形機構

 

チタンは温度,組成に由来し最密六方 (hexagonal close-packed: hcp)構造,体心立方 (body-centered cubic: bcc) 構造の2種類の結晶構造をとり,かつ種々の相変態をともなう。この結果として,力学特性は,温度,組成,組織,歪速度,結晶方位等に依存して極めて多岐にわたる変化を示す。

 

【講演概要】本稿では,hcp 構造を有するα-チタン,bcc 構造を有するβ-チタンにおける,転位運動をはじめとする変形の素過程,すなわち活動変形モード,その支配因子について,主に単結晶を用いた研究に注目し,これまでに明らかになっている知見について説明します。 本講演の構成は以下を予定しています。

 

 (1) hcp 構造を有するα-チタンの塑性変形機構

 

(2) bcc 構造を有するβ-チタンの塑性変形機構

 

(3) α+β二相チタン合金の塑性変形機構 (概説)

 

 

(IRUNIVERSE tetsukoFY)

 

 

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