中国山東省政府は7月8日、ホームページ上で、リチウム電池産業の発展方針を発表した。2025年までに1000億元(約16兆円)超規模の産業に育成する。中国政府は電気自動車(EV)、リチウム電池、太陽電池を「新・三種の神器」と位置付けるが、このうちの1つであるリチウム電池に地方政府規模で注力する。

　

プレスリリース: 山东省人民政府 今日关注 我省印发行动方案 推动到2025年全省锂电池产业规模突破1000亿元 (shandong.gov.cn)

 

 　発表によると、同省は既に正極と負極材料、セパレーター、電解質、電池セルと電池製造、端子用途、解体とリサイクルなどをカバーする産業チェーンを形成済み。これをもとに、「(1)イノベーション能力の向上(2)産業の統合と集積(3)市場主体の育成(4)応用市場の発展(5)産業環境の最適化」の「5つの行動措置」を実施する。省内各地域の関連産業を支援し、「リチウム電池材料産業ベルト」の形成を目指す。

 

　 企査査が発表したデータによると、山東省の電池関連企業は8万5000社程度。

 

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　山東精工電子科技などの地元企業がリチウム電池材料の生産を手掛ける。日本勢では、三菱化学が山東省の青島市でリチウムイオン電池向け負極材を生産している。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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