LIXIL 循環型低炭素アルミ形材が第7回エコプロアワードで奨励賞を受賞
環境へのインパクト(良い影響)とリサイクル材の安定調達が高評価
株式会社LIXILは、9月4日、リサイクルアルミ使用比率100%の循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R100」(プレミアル アール100)が、第7回エコプロアワードで奨励賞を受賞したと発表した。LIXILがエコプロアワードを受賞するのは初めてとなる。
エコプロアワードは、日本市場において事業者、消費者、投資家、市場関係者に評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品、サービス、技術、ソリューション、ビジネスモデルを表彰することにより、これらのさらなる開発・普及の促進を図り、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)の実現に寄与することを目的に表彰するもの。
LIXILでは、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」の実現に向けた重点領域の1つである「資源の循環利用を促進」において、2031年3月期までにリサイクルアルミの使用比率を100%にすることを目標に設定している。新地金を使用せず、リサイクルアルミを使用することで、新地金を製錬する際のエネルギー消費を抑え、CO₂排出量を97%削減することが可能だ。
この目標達成に大きく寄与するのが、25年以上に渡り築き上げたアルミのリサイクルにおける世界屈指の技術や知見、そしてリサイクル材の回収、解体、選別におけるビジネスパートナーとの関係性を駆使して開発された「PremiAL R100」だ。現在、PremiALは日本国内の3工場に加え、タイとベトナムの2工場でも生産している。国内外の数多くのサプライヤーとともに、リサイクル材の調達ネットワークを構築したことにより、製品の量産化を可能とした。
今回の第7回エコプロアワード奨励賞受賞では「PremiAL R100」は、安定したリサイクル材の調達の実現、さらにCO₂排出量削減効果による環境へのインパクトが高く評価された。
(IR universe rr)
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